小さな戦士
あなたはいつも、僕からの忠誠を欲しがった。
あなたがくれたのはいつも勲章だった。
僕の欲しいものはあなたは与えてくれなかったんだ。
ありのままの僕も、ありのままの愛情も無かった。
今も手にすることはできていない。
彼等が僕らに与えたのは「良い子」の勲章。
条件を満たさなければ、それすらも叶わない。
ただ生きているだけでは存在すら認めてもらえない。
僕は、居ることすらできない。
僕が欲しかったのは
例えば、温かな抱擁
優しい眼差し
穏やかな声
励ましの言葉
だが、あなたが僕に与えたものは
理不尽な叱責
心ない言葉
冷たい眼差し
全身を駆け巡るような鋭い痛みばかりだった
手にしている銃で、貴方を撃つか、自分を撃つかを毎日考えている。
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