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明日がんばったら、やすみだよ。


こどもリハビリかめきちです。

誰にもバレたくない本音の話をします。




私、昔本当は仕事が嫌いだった。

理学療法士って職場が好きで、夕方症例検討して、休日勉強会行って、
キラキラ前向きに生きている人が多いイメージで
なんとなく自分もそうでなければいけないんだと思っていて常日頃から「仕事が好きな自分が好き!」ってアピールを最大限にしてた。

でも蓋開けてみたら日中の仕事はクソほどキツイし、なんか研究とかしなきゃいけないし、薄給だし、多職種連携〜!万歳〜!という名の他人への気遣いはダルいし、別に知りたくもない勉強会行ってたし、キラキラしてる先輩を横目に(ワイ、まじで向いてないわこの仕事😅)って思っていました。

理学療法士は病院に貢献しなくてはいけない
理学療法士はアフター5で勉強しなくてはいけない
理学療法士は理学療法士として職場で輝かなくてはいけない

みたいな。


いや、それはわかるねん。
人の命と人の人生を預かる仕事だし、責任もあるし、そりゃ学ばなくてはいけないのはわかる。



だけどウザいねん、その同調圧力


って思っていました。
本当にクソ最低な社会不適合者だったと思います。


でもきっとこの「セラピスト界隈のあるある」現象が、数多くのセラピストたちの心を壊していると思う。
セラピストだけではなく、他の医療職も然り。

医療職って本当自己犠牲型のギバーが多いので、みんな自分を犠牲にして相手に尽くしてしまう、本当ホスピタリティの塊で、本当に本当にいい人が多い。多すぎて嫌って言えない、相手に合わせてしまう、同調圧力(言い方)に乗らなくてはいけない、結果、心を壊してしまう。



知り合いの看護師さんが、自殺した。

とてもよく患者さんのことを考える人で、
とてもおおらかで温かい人で、とてもよく働くひとだった。

いつ見ても笑顔だった。大きな口を開けて笑うひとだった。

詳しいことはわからないが、一番の原因は仕事で心を病んだことだという。


病んだ心は、回復したように見せても、
必ずどこかでまだじくじくとそこが痛むときが来る。
回復は良くなること、だけどその壊れた事実というのは一生変わらないのだ。


私は独立にあたってのセミナーを受ける時、一番話すのは
「こうやって成功しました」
ではなくて
「今の環境で心を壊さないでほしい」
と受講生に訴えかける。

別の選択肢や別の道はたくさんある。
だから、我慢して、無理して心を壊さないでほしい。本当に切に願う。

私は心を壊すまえに、海外に出て、日本に戻り、独立した。
あんなに嫌いだった月曜日を好きになろうと、月曜日を休みにした。
自分の教育事業では、「あといちにち頑張ったら、休みが待ってるからね」というメッセージを込めて、木曜日に講座を開催している。


無理しない。無理しない。
心を守ってね。あなたは毎日頑張っている。人に尽くすあなたは素晴らしい。
生きているだけで素晴らしい。

辛くなったらいつでもかめきちのところにおいで。





今月のかめスクはこちら




文中に出てきたセミナー(フライヤーはうさんくさいけど中身はちゃんとしてます)


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