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#アーモンド

『アーモンド』 ソン・ウォンビョン 感想

感情をあまり感じることができない少年・ユンジェが主人公であり、語り手である。

どちらかというと物語を全体として捉えるというよりは、細部にいくつもある美しさを拾い集めていくような感覚だった。普段はあまりしないけれど、線を引きながら読んだ。

彼の特性ゆえに、この物語の中では他の多くの物語と比較してより丁寧に、人間の感情に対する問いとそれに対する答えのような、あるいは考え方のようなものが描き出されて

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