自傷行為に近いと分かっていながらも。
人間は弱い。
基本的に欲求に抗うことは得意でないし、どうしてもダメなほうに流されてしまうこともある。
仮にそれを頼るのはダメだと分かっていても、他に心の拠り所がない場合はどうすればいいのか。
強くなること以外に、本当に強くなるまでの過程に、他のすべが存在しない場合はどうすればいいのか。
寄りかかることが自分のためにならない、
むしろ自分には悪にしかならないと分かっていても、
どうしても離れがたいものがある。
それを取り上げることは善なのか悪なのか、
それにより生かされているこの命はそもそも善なのか悪なのか。
自傷行為に近いものだと分かっていながら離れられないそのひとと、本当の意味で袂を分かつ日が来たときに、わたしは本物の自由を得るのかもしれない。
いまはその日まで、
ちょっとだけ休ませて。
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