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【日経記事】病院まで1時間超え 広がる無医地区

こんばんは。Chiakiです😊

病院まで1時間超え 広がる無医地区:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73399930W3A800C2TLF000/

記事要約

公共交通機関で1時間以内で行ける診療所がないという地区が現在では1106ヶ所のところ2050年代半ばには2000ヶ所を超える計算になっている。
人口が減っているため、患者の総数は減っていくが、医師は医学部の新設もあり、医師は増えている。そのため30年前後に需給が均衡し、その後医師は過剰になる。
しかし、日本では医師は自由開業のため、医師が過剰な地域ができるが、過剰が足りない地域に流れるという現象は起きていない。

足りない地域に医師が赴任するような制度が必要では?

自由開業である限り、人があまりいない地域に医師が積極的に赴任したいと思わないのではないかなと思います。

何故ならあまりお金を稼げないからです。

何かお店を構えようとするとお客様がいっぱい来てくれそうな地域がいいですよね。
そうなるとやはり人口が減っている地域より、ある程度多い地域にお店を出そうと思うと思います。

普通の会社ならそれでもいいのですが、医療は人の命に関わることなのでそうも言っていられません。人口が少ない地域にも必ず必要になるものです。

また自由開業に関する弊害はもう一つあると思います。
それは人気の科が出てくることです。
医師の友達がいるので、話を時々聞くのですが、医者になる人の中でも眼科や皮膚科などそれなりに体力はいらず、かつ儲かりやすい科に人が集まり、救急など体力的にきついところなどはあまり集まらないそうです。

でも客観的に見て、眼科や皮膚科よりも救急が充実している方が患者側としてはいいですよね。というか、救急が人手不足では困ります。

地域もそうですが、どの科の医師がいるのかも重要になってくると思います。

そうなるとある程度の距離範囲に何科の医師が何人いるということが今後必須になってくると思います。

記事の最後にドイツやフランスは公的医療保険制度のもとで、診療科別、地域別に定員を設ける仕組みがあると記載がありましたが、日本もそれに倣った方がいいのではないかと思います。

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