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持論・雑考・創作論

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#小説

【創作論】本気でプロになるぞ!と決めて、まずやったことは、エロとの決別だった話

 どーも、筑前です。残暑厳しい日が続いておりますが、いかがでしょうか?  筑前は8月いっぱいまで原稿に追われていまして、今は次作の準備期間を迎えています。ただ、現在3社に初稿を投げていますので、これが一気に戻ると、くっそ忙しくなりそうです。  さて、今回の話題は表題の件です。  僕が本気でプロにになる為に、作品からエロ(濡れ場)と決別した話をしたいと思います。  なお、正確に言うと、エロと過剰なグロ(暴力)です。  まず僕はアマ時代に、そこそこ濡れ場を作品に加えていました

【創作論】ジャンプを読んで目が覚めた話

 僕は、ジャンプ黄金期を読んでいた世代です。  ドラゴンボール、スラムダンク、ろくでなしブルース、ダイの大冒険、ジャングルの王者ターちゃん、聖闘士星矢、ジョジョの奇妙な冒険、幽遊白書。あの頃は、毎週ジャンプを読むのが楽しみで仕方がありませんでした。  しかし、いつの頃か僕はジャンプを読むのを止めました。  時期は覚えていませんが、幽遊白書のラストは見届けた辺りだと思います。  ジャンプを卒業した僕は、モーニングの蒼天航路やヤングジャンプのGANTZ、ヤングマガジンのドラゴン

【創作論】筑前式プロットの作り方〔完結篇〕

 どーも、筑前助広でございます。  前回のプロットの作り方、大変多くの方が反応していただき、大変うれしく思います。  みんなプロットの作り方を知りたいのだなぁ、としみじみ思いました。  僕の作り方は独学なので、今後みんなも色々なやり方を試し、トライアル&エラーで、自分に合ったやり方を試していただければと思います。  さて、前回公開した記事――  これを読んだフォロワーさんからこんなコメントをいただきました。 「贅沢言うなら作品1ページとこのページ書き上げるのに書き込んだ

【雑考】プロ作家になって良かったこと、悪かったこと

 お久しぶりです、筑前助広です。  1月28日の誕生日にプロデビューをして、2ヶ月が経とうしています。  まだまだ平積み、面陳とされていて、非常にありがたい限り。皆さまも、是非お手に取っていただければと思います。  さて、今回はプロデビューをして良かったこと、悪かったことを書こうと思います。 ◆プロデビューをして良かったこと①夢が叶ったこと  これに勝るものはありません。プロの作家になるのは夢でしたので。堂々と胸を張って「プロ作家です!」と名乗る権利を得ました。 ②憧

【創作論】小説を書く上で、一番大切な力は何?

 どうも、筑前助広です。  私のデビュー作「谷中の用心棒萩尾大楽~阿芙蓉抜け荷始末~」の発売も迫ってまいりました。  藤沢や池波が作り上げた時代小説の保守本流に、ドン・ウィンズロウやジェイムズ・エルロイのハードでアーバンな闇の世界を掛け合わせた、言わば僕のモットーである「時代小説にこだわり、時代小説にとらわれず」を具現化したような暗黒小説になっていますので、どうぞよろしくお願いいたします。  さて、今回は僕が職場で物書きである事をカミングアウトした時の話。  その席で僕は

【抱負】2022年の生存戦略

 あけましておめでとうございます。筑前助広でございます。  物の本によれば「一年の計は元旦にあり」といいますので、僕も2022年の計画や目標を語っていければと思います。 ①「谷中の用心棒萩尾大楽~阿芙蓉抜け荷始末」のこと  まずはなんと言っても、1月下旬に迫った僕のデビュー作「谷中の用心棒萩尾大楽~阿芙蓉抜け荷始末」を成功させること。  成功とは、すなわち売れることですね。売れて、何とかシリーズ化したいと思います。それだけの力もあるし、装画も素晴らしいものになっています。

【雑考】どうしたら若者が時代小説を読んでくれるのか?

以前、僕はこんなツイートをした。 これには、凄い数の反応をいただいた。 それらについては、下記のまとめの引用RTなどから見て欲しい。 Twitterで「時代小説」と検索しても、今ならそれなりに出ると思う。 https://twitter.com/i/events/1470999740888371203 僕は時代小説が大好きだ。 ガキの頃に、忠臣蔵やチャンバラアクションなどの時代劇に心躍り、それから池波正太郎や五味康祐、藤沢周平や笹沢佐保の時代小説に魅入られてから、ずっと