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私達『ちくわ』がやりたいこと1〜4

父親の子育て支援と聞くとどんなことが思い浮かぶだろう。
今までこの領域は充実していなかった分、出来ることは未知数である。
そんな父親の子育て支援で、私達『ちくわ』がやりたいことを数回に分けて記していく。至らない点は多いと思うが、「こんなことを考えてる人がいるんだなー」程度でいいので読んでいただけるとありがたい。

それでは、早速いってみよう!


やりたいことその1
父親が子育てについて自由に話せる場を作る

父親が気兼ねなく参加でき、子どもと遊びながら子育てのことを話せる場があると仲間同士で学びあえるきっかけ作りになる。
他の父親の子どもとの遊びを見ることも自分の子育ての参考になる。また、子どもと一緒にいる方が案外父親同士で話しやすかったりもする。
父親同士だから話せることもあり、安心して話せる空間があることでより深い話もできる。そのためには場の安全の確保のために人的・物的な環境設定が必要。

やりたいことその2
プレパパのコミュニティ作り


産後はすぐに子育てが始まり余裕がなくなるので、その前に自分が頼れる先をいくつか確保しておく。
もし同じ立場で話ができる仲間がいるとずいぶんと気が楽になるだろう。

例えば、産院などで出産時期が近い父親同士でコミュニティができると一番効果的だ。
出産前の段階からバースプランの作成や妊娠・出産の知識を得る機会を仲間と共に得ることができ、出産後も情報共有して助け合えれば心強い。
もっと言えば、妊娠前から性教育の一環としてそれらの大切さを学んでおけるようになりたい。(性教育の遅れは日本の課題、、)

『ちくわ』では、上記の「やりたいことその1」の場にプレパパも来てもらいたい。実際に子育てをしている父親の話を聞くだけでもだいぶ子育てのイメージが広がるだろう。

やりたいことその3
子育てサポーターの発掘

「やりたいことその1」の場を安全な環境にするには子どもを見守るスタッフの存在が重要になる。子どもの遊びを見ながら話すのは子どもの機嫌などによって時に難しいことがある。そこで、子育て経験のあるサポーターがその場にいると安心して話しやすくなる。

実は、子育てサポートをしたい方は地域に多くいる。

一旦自分の子育てが落ち着いた方、保育士など子育て関連の仕事を退職したが十分にそのスキルを有している方、社会貢献をしたくて活動の場を探している方など様々だ。
核家族化が広がり子育てサポートをする人が少なくなったと言われるが、実はその方たちをうまく子育て世帯につなげる人材と仕組みが不足しているのだ。

自治体がそれを全てできればいいがリソースには限りがある。特に、父親支援となると、平日は仕事で動けない父親が多いので日曜日の開催が好ましいが、休日に動ける自治体職員は少ない。自治体任せでなく、地域で動いていく必要がある。

『ちくわ』では、退職したベテラン保育士と繋がり遊びの場の見守りをお願いしている。場の安心感を高めるとともに、その方自身が再度活躍できるやりがいを生む場にもしていきたい。

やりたいことその4
男子学生と父親と子どもの交流

「やりたいことその2」のプレパパへのアプローチの前段階として、学生にも子育てを肌で感じられる機会を作りたい。
現代は少子化で赤ちゃんを実際に見たり触れたりする経験がほぼない。これではいざ自分が親になった時のビジョンが持ちにくい。

そこで、まずは保育・教育系の男子学生に「やりたいことその1」の場に参加してもらいたい。
子どもとは実際どんなものなのか、そして子どもを育てる父親とはどういった存在なのか。教科書では学べない部分を実体験を通して学んでもらう。

また、保育・子育て支援の場では女性が大半を占める。
多様性を求められる時代だが、生まれてすぐの子どもが過ごす環境が性別においては多様性に欠ける状況だ。
これは決して女性が悪いとか男性が偉いとかそういった性差別的な考えを述べているのではなくその逆である。男性も女性もそれぞれ先天的に持つ良さがある。
しかし、今の保育・子育て支援の環境では特に男性の良さを活かしきれていない。これは大変もったいないことだ。

男性保育士においては離職率が非常に高く、そもそも保育士を志望する人数も少ない。
私も男性保育士として同じ志を持った人を大事にしたい。なので、保育系の男子学生には子育ての楽しさや喜びを早いうちから実感してもらいたく、このような場を作りたいと思う。

まとめ

以上やりたいことを4つ上げてきたが、実はこれら全てを1つに繋げる予定だ。

こそだてパパのわ『ちくわ』が毎月第4日曜日に行なっている「らんちすなっく」は父親が子どもと遊べるひろばである。
この場は上記の4つを達成できるように元々デザインしている。
まだプレパパや男子学生の参加が実現していないがこれから実現に向けて行動していく。

と、今回はやりたいことと言いつつ、「らんちすなっく」のビジョン共有になった。
興味のある方は一度「らんちすなっく」を覗いてもらいたい。


それでは

さよならあんころもち
またきなこ!!



こそだてパパのわ『ちくわ』坪田

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