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【第196回】【新刊】稲葉陽二「ソーシャル・キャピタル新論: 日本社会の「理不尽」を分析する」東京大学出版会


質問 稲葉陽二元幹事の新刊「ソーシャル・キャピタル新論」について教えてください。

概要

 ➀24年9月30日に稲葉陽二「ソーシャル・キャピタル新論: 日本社会の「理不尽」を分析する」(東京大学出版会)発刊
 ②地区防災計画学でも注目されているソーシャル・キャピタルについて負の側面も含めて議論
 ③目次

解説

➀24年9月30日に稲葉陽二「ソーシャル・キャピタル新論: 日本社会の「理不尽」を分析する」(東京大学出版会)発刊

 地区防災計画学会の元幹事でソーシャル・キャピタル(社会関係資本)論の第一人者ある稲葉陽二先生(元日本大学法学部教授)の新刊である「ソーシャル・キャピタル新論: 日本社会の「理不尽」を分析する」が、東京大学出版会から2024年9月30日に発刊されます(288頁)。

②地区防災計画学でも注目されているソーシャル・キャピタルについて負の側面も含めて議論

 地区防災計画学でも注目されてきたソーシャル・キャピタルですが、稲葉先生は、本書の中で、企業不祥事、政治の腐敗、自己責任論が蔓延し経済も停滞している日本社会が、なぜこのような状況になってしまったのか、ソーシャル・キャピタルの観点から、その有用性だけでなく負の側面も含めて論じています。
 ぜひ、御覧になってください。

③目次

序章  日本経済・社会を覆う違和感――社会の理不尽を個人が負担する理不尽
第1章 社会関係資本の現状――現場の理不尽は社会関係資本を知らないとみすごされやすい
第2章 社会関係資本とはなにか
第3章 社会関係資本の定義についての考察――3人の碩学からなにを学ぶのか
第4章 社会関係資本のダークサイド
第5章 測り方と分析の仕方の進歩――計算社会科学の出現
第6章 過去の実証研究から明らかになったこと――データの整備と理解の深化
第7章 日本経済・社会を社会関係資本の視点で再考する
終章  結局なにが言いたかったのか

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