5. MIDI機能の使い方:音符の入力と編集をしよう

GarageBandにはMIDI機能があり、仮想楽器を演奏したり、MIDIキーボードを接続して演奏したりすることができます。この記事では、MIDI機能の使い方を解説します。

MIDI機能の概要

まずは、MIDI機能の概要とそのメリットについて解説します。
MIDIとは、Musical Instrument Digital Interface(楽器のデジタルインターフェース)の略で、音楽データを扱うための規格です。
MIDIを使うと、演奏した音符や表情情報をデジタルデータとして扱えるため、音源を自由に変更したり編集したりすることができます。

MIDIキーボードの接続方法

次に、iPhoneに接続するMIDIキーボードの接続方法について説明します。
iPhoneとMIDIキーボードを接続するには、Lightning - USBアダプターを使って、MIDIキーボードとiPhoneを接続します。
接続が完了したら、GarageBandを開き、新規プロジェクトを作成して、MIDIトラックを作成します。

音符の入力方法

MIDIキーボードを使った音符の入力方法や、仮想鍵盤を使った入力方法について解説します。
MIDIキーボードを使って音符を入力する場合、MIDIトラックを選択し、録音ボタンを押してから演奏すると、演奏した音符がトラックに記録されます。
仮想鍵盤を使って音符を入力する場合、トラック上に表示される仮想鍵盤をタップすることで音符を入力することができます。

音符の編集方法

入力した音符の長さや音程、トラック上での位置を編集する方法について説明します。
GarageBandの編集モードを選択し、トラック上に表示される音符をドラッグして、位置を変更することができます。
また、音符を選択して、長さや音程を変更することもできます。

MIDI CCの編集方法

MIDI CCとは、MIDIのコントロールチェンジという種類のメッセージで、音色のエフェクトや音量などを制御するためのものです。
具体的には、エフェクトの強さを調整するためのExpressionや、音量を調整するためのVolume、ピッチベンド、パンなどがあります。
MIDI CCを編集するには、以下の手順を行います。

  1. GarageBandを開き、編集したいトラックを選択します。

  2. 画面下部にある「スマートコントロール」をタップします。

  3. スマートコントロール画面で、MIDI CCを編集したい項目を選択します。例えば、Volumeを選択すると、スライダーが表示されます。

  4. スライダーを動かして、音量を調整します。

  5. 編集が完了したら、画面上部の「スマートコントロール」を閉じます。

MIDIを使った曲作りの例

MIDIを使って曲を制作する手順を具体的に解説します。

  1. GarageBandを開き、新規プロジェクトを作成します。

  2. 画面下部にある「楽器/ループ」をタップして、使用する音源を選択します。MIDIを使って自分で演奏する場合は、MIDIキーボードを接続します。

  3. 画面上部の「楽器」をタップして、選択した音源の音色を変更します。

  4. 画面下部の「録音」をタップして、演奏を録音します。録音した音符は、MIDIデータとしてトラック上に表示されます。

  5. トラック上に表示されたMIDIデータを編集します。具体的には、音符の長さや音程、トラック上での位置を編集することができます。また、MIDI CCを使って音量やエフェクトなどを調整することもできます。

  6. 編集が完了したら、曲の構成を考えて、複数のトラックを作成していきます。例えば、ドラムやベース、ギターなどを追加していきます。

  7. 各トラックの編集が完了したら、曲全体を調整するためにミキシングを行います。音量のバランスや、エフェクトの強さを調整することができます。

  8. 最終的に、曲をエクスポートして完成させます。

まとめ

以上がMIDI機能の使い方についての説明でした。MIDI機能を使うことで、より細かい音符や演奏表現を入力できるようになります。
また、MIDI CCを使うことで、音の強さやエフェクトのかけ方など、細かい演奏表現を編集することができます。
次回は、GarageBandでの音源の編集方法について解説します。

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