いいところとわるいところ

人のいいところと悪いところは紙一重で、
私のいいところは、とにかく深く細かく考えすぎるところで、これはやっぱり悪いところでもある。

実はこれに関しては数ヶ月前までは、悪いところでしかないと思ってかなり悩んでいた。
私は自分にも他人にも厳しくて、自分の悪いところも人の悪いところもすぐに目につき、完璧を目指して努力したい人。
だから、他人にも少し説教臭くなるときがあって、そんなこと本当にやめたいやめたいという悩みで頭の中ががんじがらめ。
自分と反対の、何も気にしなーい、大丈夫だよー、みんないいところいっぱいあるよーというような朗らかで優しい人間に常に憧れを抱いてしまう。
でも、人間には生まれつきの性格や、長年身につけてしまった思考の癖があるのだろうな、なかなか思う通りに変えることって難しい。

そんな悩みを拗らせまくり、数ヶ月前友達に相談した。
するとその友達に言われたことは、
あなたの言ってることは正論だと思うし、自分の考えがしっかりそこまである人はなかなかいないのだから、そこがあなたのいいところなんだよ、とのこと。人の悪いところを気づいても、指摘しない方がいいのか押し付けにならないかとか、ちゃんと悩んでそこまで考えてるから、偉いよ、それでいいんだよ、と。
なんて、優しいのでしょう。私は思わずボロボロ泣いてしまった。
本当にそのままでいいわけなんてないのだけど、私の気持ちを救う為に、責めないでくれたのだろうね。
私のこの性格は、悪くもあるけど、見方によってはいいところでもあるのだと思うと、気持ちが楽になった。人の気持ちを救うのはやっぱり厳しい人より、優しい人。

そんな優しい人になる為には、まず、人のありのままを認めてあげること、で、次に、人の言って欲しいことと言って欲しくないことを見極めること。そして、きちんと相手の為を想って発言することなのだよな〜。

外の空気の冷たさが、そのまま肺に突き刺さるような、冬はいつだって辛辣ですね。

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