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僧侶の道を歩み始めて早20年が経ちました。 その経験の中でさまざまなご縁を頂いて、その…

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僧侶の道を歩み始めて早20年が経ちました。 その経験の中でさまざまなご縁を頂いて、その中で悩んだこと、学んだことや気づいたことなどを一度整理したいと思い、noteを始めてみました。 日頃思っていること、感じたこと、そして現代のお寺について綴っていこうと思います。

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お寺参りに行きたくなる3つの理由

目次 ・お寺参りの現状 ・お寺参りに来る人の分析三点  『ありがたい』  『楽しい』  『使命感』 ・まとめ 現在のお寺参りについて  お寺では年間に色々な行事(お寺参り)をやっています。  例を挙げればお盆、お彼岸、節分、御会式(宗祖忌)、守護神大祭、その他各お寺独特なものなど、本堂に供物等をお供えして檀信徒の皆さんと一緒に祈りを捧げます。  このお寺参りを通じて、教えをひろめる足掛かりにしたり、御本尊のありがたみを感じて頂いたり、また、お寺によっては収入の大きな柱

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      • これからのお寺のあり方を考える

        【簡単な経歴】 私は、仏教 日蓮宗の僧侶をしています。  お寺の次男として生まれ育ち、学生時代に僧侶の教育機関である宗立学寮に入ってから仏道を歩み始め、かれこれ20年経ちました。  その節目もあり、ここで自分の頭の中を整理する意味でも、一度、今考えていることをアウトプットしておきたいと考え、noteをはじめることにしました。随想のような形で書き留めていこうと思いますので、気軽にお読みいただければと思います。 【他人の釜の飯を食う】 私は、仏道を歩むようになってからの約2

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