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メタよりも内容に

はじめましてのかたははじめまして。そうじゃないかたは再訪ありがとうございます。

朝散歩してると犬の散歩によく遭遇できることを発見し、犬に会いたい下心で朝散歩が板についてきたチキ野です。チキ野自身は犬どころか、ペットを飼っておりません。

みなさん、「メタ」って言葉はご存知でしょうか。調べてみると「高次な」という意味があるらしく、「メタレベル」とか「メタ発言」とか「メタい」という単語があるみたいです。「メタい」とか最近よく聞きます。

たとえば、とあるマンガのキャラが「今話はあと2ページしかないんだから早く解決しないと!」ってセリフを吐くとします。本来そのキャラはその作品の中の架空の世界に生きる架空の登場人物であるわけで、自分がマンガのキャラなんてわかっているわけない。でも、ページ数というマンガの読者からの視点(=高次の視点)に言及しています。

そんなのがメタ発言といえます。

すなわち、内容そのものではなく、それに対して一段上の視点に立ったところから内容をながめている、そんな状態のことを指すでしょう。

とまあ前提はこれくらいで。

日常で友達やら家族やらと話をしていて、自分が話したことについてその内容自体に食いついてもらえず、メタ的なところに食いつかれたときの、「そこじゃないだろ」というある種の興ざめ感を覚えることがたまにあります。

「声ちっさいな」とか、

「噛みかけたな」とか、

「おまえがそんなこと言うのかよ」とか。

まあ、親しい仲間内でツッコミ的な感じで言われるのは結構面白かったりするんでいいんですけどね。まあよく知らない人に対してそんな失礼なこと言うことはないでしょうけど。

自分は結構醒めてしまう節があるので、会話中はなるべくメタ的な部分や周辺的なポイントに食いつくのではなく、ちゃんと内容の幹の部分に食いついてあげることを心がけています。それが話を聞くものの態度というものでしょう。

そしてここからは、なんとなく「メタい」と思ったワードについて触れていきたいと思います。

・「バランス」

この単語自体のバランス感覚エグくないですか?「あいつは人付き合いのバランス感覚いいよなー」とか、「肉も野菜もバランスよく取り入れましょう」とか。何かしらの主張に「バランス」って単語が入るだけで、非常に調和のとれていて素直に聞き入れたくなる意見になりますよね。

・「パワーワード」

「〜〜とかいうパワーワード」っていう表現を最近よく見かけたり、知り合いが発言していたりします。パワーワードって、響きが心に残ったり、強い印象や影響を与えたりするような単語のことをいうんでしょうか。「パワーワード」ってラベリングをすること自体がパワーワード感を生みますよね。実はそれほどパワーワードじゃなかったとしても。

・「語彙力」

「語彙力ないなー」ってツッコミよく聞くんですけど、それこそ語彙力なくない?確かにわかりやすくて共感を生みやすいし、手軽に及第点くらいの笑いにはなるんですけど、クリエイティブじゃないし進歩が感じられないですよね。

・「雑だなー」

いやそのツッコミも雑だなー、安直だなー、と。まあでも、まさにそれしかい!というような絶妙なタイミングであれば、「雑だなー」も面白いんですけどね。

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とまあ今回はこれくらいで。最後はなんかイタい奴みたいになっちゃいました。

ではまた、次回。



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