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7.5

梅雨時はむしむし、ねちょねちょしてるので、断捨離とか掃除がしたくなる、というのを先日書いたのだけれど、ちょうど、梅雨は湿気があるからこそ掃除にぴったりの季節、という記事を読んで、確かになあ、と思った。年末年始の寒い時期だと、水を使う掃除は億劫だし、外との境目、窓際とか、の掃除も寒くてなかなか手が伸びないと思う。湿気も気温もあると油汚れとかが取れやすいらしい。

というわけで、週末は夫と息子がふたりでちょっとお出かけしてくれたので、そのあいだにちょこちょことした掃除を行う。玄関・リビング、階段の小窓の埃を取り払い、桟を拭き、ガラスを拭き、眠っていた小物たちーーリサ・ラーソンの置物とか、島根の砂時計とか、Airbnbのゲストにいただいた写真集とかーーをクローゼットの奥から引っ張り出してきて、飾る。

外からの光を取り込む部分なので、入ってくる「気」も、なんとなく清々しく、良いものになった気がして気持ちが良い。

仕事も子育ても自粛もあってずっと家にいるので、心地よく、は今は難しいけれど、せめてイライラの要素を減らす、を当面のあいだ意識して、おうちをちょこちょこ手入れしていきたいなあと思う。ドイツのことわざで人生の半分は整理整頓である、というのがあるけれど、ほんとう、人生の半分はお手入れとか、メンテナンスとか、そういうものに費やされると思う。生きていくって大変だけれど、コインの裏表のように、私たちの、「私たちが望んでいる、手に入れようと前に手を伸ばす」生活に、しっかり縫い合わさったものなんだろう。

それでは、また。

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