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4.21

よしながふみの大奥を読み終わった。学生時代に歴史を体系的に学べていなくてずっと歴史に苦手意識があって、大人になってから学ぼう学ぼうと本を買っては挫折し...ということをやってたんだけど、大奥を読んで初めて、歴史を身を以て感じられたというか、ああ、生身の人間が生きてきた軌跡が歴史となるんだなあ、というのを実感できて、初めて歴史に興味が持てて、すごく嬉しかった。歴史を不動の過去の事実とか、賢い、自分とは関係ない人が決めてきた決め事、事実の羅列だと思ってるとすごくつまらない、というか頭に入ってこなかったけれど、ときの為政者がどうやって国を統治するか、どうやったら他国に侵略されないかと考えトライしてきたことの(ときにえ、なんでこんなことしたん?みたいなことも多々ありつつ)積み重ねなのかと思えば、なぜ現在(自分が今生きている社会)がこういう価値観で、こんな教育システムで、こういう国なのか、世界なのか、というところも考えやすくなるんだなあということが、わかって嬉しかった。

知りたい、勉強したい、って思ったときが結局一番学ぶときに適しているので、とりあえずこの機会を逃さず他の本を読んでいる。哲学と宗教全史が積読になっていたのでとりあえずそれと、聖書とブッダの本も買ってみた。積読になったらなったでまた次の興味が出た時期に読もうか。

それでは、また。

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