ロイヤルリムジンの解雇を#マーケティングトレース
今週も「カンブリア宮殿」に登場した企業をマーケティングトレースする。本来なら「成功企業の秘密を探る」的な意味合いが強いと思うのだが、村上龍の「普段のカンブリア宮殿が特別で、これが日本の現実だ」という編集後記を見て、ちゃんと向き合おうと思った。ロイヤルリムジンのことを考えるにあたって重要だと思うポイントは2つ。
・600人の解雇はどうすればより良かったのか
・事業を続けるにあたってどんな打ち手があるか
それぞれ、自分なりの考えを書いていきたい。
600人解雇は、マトリクスを作って対応すればよかったのではないか
村上龍も書いていたが、「一人ひとり違うということを無視して、600人を一律に扱ったこと」には問題があったと思われる。だからといって、全員と個別面談をしていては、遅きに失してしまう。今回のケースで重要なのは、「65歳以上か否か(=失業手当がもらえるか否か)」「コロナウイルスのリスクを理解したうえで、それでもタクシー運転手として働きたいか否か」という2軸だろう。
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