Team Geek

エンジニア向けと冒頭書いてあったけれど、企業文化につながる話なので、どのチームも読んで目線合わせしたい内容だった。以下、学びメモ。

NG行動①:開発したばかりの作業を「天才じゃないなと思われたくないから」共有しない

完成したものを出したい、FBをもらう=ダメな評価を受ける、と認識していたときはまさに自分もこの行動をしていた。(今でも抵抗があるときは当然ある)。でも正解がないときに仮説を立てて物事を前に進めるには、高速で失敗していくことも重要なので、この行動はさけることを意識してく。

NG行動②:HRT(謙虚、尊敬、信頼) をもたない

以下、折に触れて読み直す。

謙虚
世界の中心は君ではない。君が絶対に正しいわけでない。常に自分を改善していく姿勢をもつ。自分を一番重要であるかのようにふるまう人と同僚は一緒に働きたくはない。主語をチームとして、チームの功績や誇りについて考える。我を通すことばかりすると、小さな戦争を毎日繰り広げ、キャリアで小さな代償を払い続けることになる。
尊敬
一緒に働く人のことを心から思いやろう。相手を1人の人間として扱い、その能力や功績を高く評価しよう。心から他人を思いやり、成果を改善してほしいと願う心からのFBをする/されよう。
信頼
自分以外の人は有能であり、正しいことをすると信じよう。管理しない、チームに任せる。自分の期待することを素直に伝える。弱さを見せる。バカにされてしまうと恐れない。

NG行動③:MTGのルールを設けない

・絶対に必要な人だけ呼ぶ
・アジェンダを作ってMTG開始前に配布する
・MTGのゴールを達成したら時間前でも終了する

あたりは持ちたいところ。

NG行動④:マネージャーだからと管理に走る

メンバーの業務をすべて把握しよう・管理しようと思うと、時間も足りないし、メンバーも信頼されてないと感じてしまう。そういう人は、自分より優秀な人を採用することも拒みがち。

リーダーとして、HRTの雰囲気をつくり、チームの幸せと生産性を高める(障害物を取り除く、人とつなぐ、合意形成の支援、目標を明確にする、etc.)こと、に行動指針とするのが理想。なんでも正しくやって、あらゆる質問に答えて、全部解決する責任があると背負いこまない。

チームの幸せ=個人の幸せだが、これは千差万別。仕事と家庭のバランス、昇進、新しいことを学ぶ、社会を変えるプロダクトのローンチ、頭のいい人と仕事をする、など幸せを感じるものが異なる。それでも、『心理学的経営』でも書かれてる内容だが、

①仕事のなかで何かを成し遂げるという達成感を体験したとき(達成)
②自分の仕事が上司や仲間から認められたとき(承認)
③責任の重い仕事をまかされたとき(責任)
④仕事を通して自分の成長が実感できたとき(成長) 

といった動機付け要因をチームメンバー相互に創り上げていくことが肝な気がしている。

NG行動⑤:組織のルールに縛られる

会社にもルールがある。曲げてもいいものもあれば、ぶち壊していいものもある。組織の中でふるまうべきことにばかり集中して(もちろんそれができた経緯を正しく理解し、それを否定するものではない)不満や失望を感じるのはもったいない。

新しいことをするにも個人のリソースは限られている。勝てる見込みのある部分で闘うこと、草の根的にアイデアを広げること(ローマは一日にして成らず)、自分の功績でなくても会社・組織を主語に考えること、などが大切。

何か困ったことがあるときに、まずは仕事を達成するために何かを変える必要がある。そのための努力を怠れば、自分の人生の大部分を運に任せることになってしまう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?