社会をつくる力を育てる授業づくり77 室町文化プロジェクト
歴史の学習の第5小単元は、室町文化についてのプロジェクトです。
室町時代の代表的な建造物といえば、通称金閣と銀閣と呼ばれている、室町幕府の将軍だった足利義満と足利義政がたてた2つの寺があります。
特に、銀閣の建物のつくりとして知られる書院造は、現在にもつながる、和室のつくりとして有名です。
室町時代に広まったものとして、雪舟が広めた水墨画(すみ絵)もあります。
水墨画は、書写の時間に多く使っているであろう半紙と墨があれば簡単に体験することができます。
同じように広まったものとして、茶の湯と生け花があります。
茶道、華道として、現在も部活動や地域のサークルなどで親しむ人が多かったり、全国各地にある教室で伝統の技術が受けつがれたりしています。
また、この時代、民衆の力の高まりにより、祭りや盆踊りも各地で行われるようになりました。
その中で能や狂言といった今も受けつがれる伝統芸能が広まっています。
一般の人々の生活も、一日三回の食事や、食材や味付けの変化など、今の時代につながるものが多く生まれた時代です。
こうした文化について、衣・食・住など観点を決めて、グループごとに調べるプロジェクトにするのはどうかと考えました。
ただ調べて終わりではなく、実際に体験して作品を作ってみたり、できた作品を公開したりすることをゴールにすることで、意欲的に活動ができるのではないでしょうか。
お読みいただきありがとうございました。
ご参考になれば幸いです。
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