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主体的に学習に取り組む態度の評価

今回も、論点整理から「学習評価の現状と育成すべき資質・能力を踏まえた今後の対応」の項について読んでいきたいと思います。

この項では、学習評価の現状として、特に主体的に学習に取り組む態度の観点の主体性の意味の整理が具体的になされていないことや、いわゆる指導の評価化、そして学習評価が全て総括的評価になってしまっている、といった課題を指摘しています。

主体的に学習に取り組む態度の評価については、ちょうど評価の時期に当たりますので、各学校でもどのような評価規準で評価をつけるのかと言う話が出てきているのではないかと思います。もちろんこの時期にその話に出てくるのはおかしな話で、学習の始まりの段階でどのような評価をするのかと言うことを確認しておく必要があるのは前提としています。その上でどのような評価材料をもとに、この観点の評価をするのか、と言うところについては、正しく理解をしておかないといけません。論点整理に出されているように、ノート提出の頻度や、挙手の回数で評価をするものではありません。その単元の学習に向かっていく姿勢を評価するものですので、1時間の中で評価をするものでもなく、単元全体を通して、どのような学びが行われたのかというところを見取らなくてはいけません。そのためには、単元全体の学習計画を立て、その計画の中での各時間をどのように学習していくのか、と言うところを自己調整しながら進めていけるように指導していく必要があります。

このような単元計画を立てるためには、単元を貫くような学習活動を取り入れたり、自由進度学習のような子供にある程度の裁量があるような学習計画が効果的なのではないかなと思います。

次の学習指導要領に向けて、現在多くの実践が生まれてきている、自由進度学習がどの程度文脈に乗ってくるのか注目していきたいなと考えています。


今回は、学習評価の現状と育成すべき資質・能力を踏まえた今後の対応の項について考えたことを書きました。最後までお読みいただきありがとうございました。ご意見ご感想はお気軽にコメントいただけたら嬉しいです。

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