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アスペグレーの彼に社交辞令は通用しない

彼との5周年記念馴れ初め記事つづき。

前回は初デートから帰ったら私が38度の熱を出していた…というところまで書いた。▶︎ https://note.mu/chikatoyama/n/n54d594b3edb7


社交辞令は通用しない

「今日はありがとう、帰ったら熱出てた!途中で切り上げて残念だったからまた遊ぼうね!」みたいなLINEを送ったところ、彼からすぐに返事が送られてきた。

「大丈夫?言ってくれてよかったのに、気づかなくてごめん!必要なものがあったら買って持って行くから遠慮なく言ってね。」と。

この返事を見て、「なぜ???」と思ったのはよく覚えている。

当時の私にとって、ポカリや冷えピタを自分で買いに行くのは超当たり前のことだった。

もっと酷い症状の時だっていつも1人で何とかしてきたのだから、たかが熱くらいで男に頼るなんてないわーと思った。

というわけで、無難に「ありがとう、もし明日熱が下がらなかったらお願いするね!」と社交辞令を返信しておいた。

が、しかし。

当時は知らなかったけれど、アスペルガーグレーの彼に社交辞令など通用しないのである(爆)。


全く警戒しない私

そして翌日。

なんと熱は39度4分まで上がり、本当に彼はやってきた。

私の「熱が上がったらお願いね」の言葉は、彼の中では「約束」になってしまうようだ。

冷えピタとポカリと市販の薬、それに風邪でも食べれそうなゼリーと、なぜか手作りのプリンドラえもんのDVDを持って来てくれた(私は大のドラえもん好き)。

私はスッピン+ジャージ+冷えピタのまま「いらっしゃいー」と彼を出迎えて、そのまま帰すのも失礼と思い「良かったらDVD見ていく?」と一応聞いた。

がしかし。彼に社交辞令は通(略)。

そんな訳で、彼の持って来てくれたゼリーを食べて薬を飲んだ後、DVDを見た。

彼は食卓から見てたようだが、私はDVDそっちのけでガチで即眠りに落ち、ずっとぐーすか眠っていた。

だって40度近い熱があったし。

別に彼が部屋にいても嫌じゃなかったからほっといた。

ちなみに後から聞いた話だと、彼は私の体調に障らないようにと帰るタイミングを図っていたが、あまりにも私が無警戒で眠ってしまってちょっとショックだったそうである。


そして今に至る

起きたらまだ彼がいた。たぶん私は「おはよう」とか言ったと思う。

初めての「おうちデート」はこうして終わった。

熱はその後も1週間以上も上がったり下がったりを繰り返して、彼がよく仕事帰りに家に寄ってくれて一緒にご飯を食べた。

元気になった後もそんな日が続いた。

で、しばらくして彼が「付き合ってください」と言ってくれて、私が「ごめんなさい」と言って(爆)、でも結局何だかんだ付き合って今に至る。

5年経つけど結婚はしてない。


馴れ初め編おわり。

いつも読んでくださりありがとうございます!直近でいただいたサポートは、引っ越し先で使う新しいカーテンと木の食器のために、大切に使わせていただきます(2019年3月末現在)。