手を繋ぐ

好きじゃない人に触られても平気か?の答え

今日の問いです!

特に女性のみなさん。

あなたは、好きじゃない人に触られても平気ですか??

・・・。

最近いろんな女性の話を聞いていて、この問いが私の中でクリティカルヒットしてる。

好きじゃない人に触られても平気か??

って問いを立てた時、

「いや絶対無理です。むしろ好きじゃない人に触らせる意味が分かりません。バカにしてんの?」

ってしっかり答えられる(もしくは思える)人って、意外に多くないんだよね。

何でだろう。


私も、昔は「まー我慢して丸くおさまるなら我慢しとけばいいわな」って思うタイプだった。


断るのも面倒だし。
断って相手が豹変したらもっと面倒だし。
減るもんでもないし。
全然平気です。


・・・って、なぜか本気で思ってたんだよね。

今じゃ考えられないけどね。


好きじゃない人に触られても平気か??

この質問に引っかかるものを感じる人は、今までの人生を振り返ってみてどうだったか、ぜひちょっと考えてみて欲しい。


「寂しいからまぁいいか」
って思ったことがなかったか。

「嫌だけど我慢しとこ」
って無理したことがなかったか。

「相手が誰でも同じようなもんだろ」
って冷めてた時期がなかったか。


・・・これね。

何でこうなってしまうんだろう。

本当は、好きな人に大切に触れられる方がいいよね。

本当は心のどこかで、そんな人と出会って繋がりたいって思ってるよね。

なのに現実は「いや別にそんな大したことじゃないんで」って言葉になって、そんなに幸せじゃない現実に甘んじてしまう。

そんな女性が意外に多いんだっていうことに、最近改めて気付いたんだ。


私も昔はそんなタイプだった。

感情は二の次三の次。

頭が感情を抑え込めるっていう過信があった。

何も恋愛に限った話じゃなくて、会社の偉い人達にセクハラされても我慢しちゃったりとかね。

飲み会で距離を詰めて来られても、「手相見てあげる」と言われても(爆)、ゴルフバーでめっちゃ手を触られても、曖昧に笑うことしか出来なかった。

そんなに好きじゃない人にデートに誘われても、断ることも出来なかった。

本当はすっごく嫌だったのにね。

でも当時はその「嫌だ!」っていう気持ちすら、認識してなかったんだ。


何でだったんだろうって考えてみると、自分の身体を大切に扱う感覚を知らなかった、っていうのが一番の理由な気がする。

人から大切に触られるっていう経験がなかった。

自分の身体には、大切に扱うだけの価値はない。

って、ものすごく強烈に思い込んでいたと思う。

「触られる=侵入を許す」になっていて、だから「感情を押し殺しておけばOK」になっていたような気がする。


自分の中にそんな思い込みがあるから、現実にもそういう相手ばっかり現れる。

セクハラなんてしてくる人に大切に扱ってくる人はもちろんいないのに、それを仕方なく受け入れてしまうんだ。

それを選んでるのは自分なのに、頭では理由が分からない。

だから「男運ないなー」とか、「なんで変な人にしか出会えないんだろー」とか嘆いてしまう。

でも本当は「大切に扱われる価値がない」っていう思い込みが、全ての現実を作ってるんだよ。


・・・。

最近何人かの女性の話を聞いていて、かつての私と同じような悩みを持ってる人って多いんだなって思った。

本当は大切にされたい
本当は幸せになりたい
本当は愛されたい

って思っても、どうしたらそうなれるのか分からないんだなって。

女性だけじゃなく、多分セクハラしてくるような人たちもそうなのかもしれない。

本当は人と近付きたいだけ、
本当は人と繋がりたいだけ。

ただそれだけなのに、方法が分からなくてセクハラになってしまうのかもね。

最初から近づくことを選ばずに、逆に人を遠ざける人もいるのかもしれない。


それでも近付きたい、繋がりたいって思ったらどうすればいいんだろうか。


私のおすすめは、まず「私は大切にされていい」って決めること。

それから自分で自分の身体を大切に扱ってみることかなー。


最近、「自分の腕を出来るだけ優しくさする」というのにチャレンジしてる。

意外に難しいんだこれが。

つい力を入れたくなったり、優しく触ってるはずが気持ち悪くなったりする(苦笑)。

いかに自分を優しく扱ってなかったか思い知らされる。

それと同時に、いかに他人を優しく扱ってなかったかも分かる。

自分を優しく触れない人が、他人を優しく触れる訳がないもんね。

だから人と大切に繋がりたいって思うなら、まずは自分と優しく繋がるところから始めたらいいんだって分かった。


最近、セクハラされることがなくなった。

好きじゃない人に触られそうになったら、断れるようになった。

逆にお腹が痛い時に女友達が背中を撫でてくれるのを、本気で嬉しいって思えるようにもなってきた。

こうやって生きてる今は、かつての生き方よりはすごく楽。


感情を抑えて生きてきた人たちが、もっと自然に人と繋がれるようになったらいいな。

最近は、よくそんなことを考えてる。

いつも読んでくださりありがとうございます!直近でいただいたサポートは、引っ越し先で使う新しいカーテンと木の食器のために、大切に使わせていただきます(2019年3月末現在)。