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「繊細ヤクザ」が生まれる理由

最近「繊細ヤクザ」という言葉を知った。

自分が繊細であることを他人にアピールして気を遣わせたり、言外に特別な配慮を強要することを「繊細ヤクザ」と言うらしい。

初めてこの言葉を見た時はめっちゃ笑った!なんて上手いネーミングなんだと思ったもん(笑)。そういう私もHSPやエンパスについて発信しているし、立派な「繊細ヤクザ」です(・ω<) テヘ

でもこの言葉、私は今でこそ大笑いできるようになったけど、聞いただけで落ち込んだり、ショックを受ける人も沢山いるのではないかな?と思う。

「繊細ヤクザ」が生まれてしまうのには、ちゃんと理由があるのだと思うよ。


「繊細ヤクザ」は他人にアピールして気を使わせたり、配慮を求めると言うけど、これは繊細な人じゃなくてもやってしまう時あることだと思う。極端な例だとクレーマーとか、「繊細じゃないヤクザ」もたくさんいる。

繊細であることと、ヤクザであることは別問題。

何でヤクザになってしまうかと言えば、

・今までたくさん傷ついたから
・生きててすごく辛かったから
・まだそれを受け止める体力がないから

・・・あたりの理由が複雑に絡まってると思う。

・・・辛い思いをして生き抜いてきた人は、まず傷を受け入れて癒すまでの前段階に、「もっとーーしてくれるべき!」「私が傷ついたのはあの人のせい!」という他責の段階を経ることが多いよね。

そりゃー仕方ないよ。
それだけ深く傷ついたってことだ。


他人を責めずに自分を責めている人、他人に配慮なんて求められない!と言う人は、他人に対してヤクザになっていないだけで、自分に対してヤクザをしている。

これは本当に心と体に悪いので、いずれ限界がきて自分らしく生きようと決めた時、初めてドン引きするほど他人を責めてしまったりする。

つまり生きてる限り、誰でも「ヤクザ」になる可能性があるんだよ。繊細であっても、繊細じゃなくても。

そのプロセスを経て傷を癒すプロセスが進む。

だから自分がヤクザ期にいるならそれを責めない方がいいし、他人がそうなら「あー傷ついた人なのね」と思ってあげるのがいい。

とは言え実際自分が「あんたのせいで傷ついた!」と言われたら、なかなか素直に「ごめん」とは言えないし、「私悪くねーし」と思っちゃう時もあるけどね(笑)。

でも生きてる限り、いつだってお互い様なのだと思う。


繊細ヤクザに限って言えば、私の場合は「繊細じゃない人に分かってもらいたい!」と思ってしまう時に、ヤクザ度が急上昇する。

ついつい詳しく説明したくなるし、聞いてもらえなかったり「?」という反応をされると勝手に傷つくし、分かってくれない相手が悪い!と責めたくなってしまうから。

「私は私!」
「私ってこういう人なの!」
「人に分かってもらえなくても全然OK!」

という確固たる自分軸を持てると、ヤクザからも完全に卒業できるのだろうけど・・・これだけ心を学んできた今でも、その状態をずっと保つのはまだまだ難しい。

それでも「繊細ヤクザ」という言葉に傷つかず大笑いする程度には、昔よりずっと楽に生きている。

そして「繊細ヤクザ」にも「繊細じゃないヤクザ」にも、全ての人のヤクザ化してしまった理由の部分に、優しさが行き渡ればいいなと思うよ。


繊細で悩んでいる人は、まず「私ってこういう人」っていう確固たる自分を、ちょっとずつ探しに行きましょう。

極度の敏感さを持つ人は少数派だけど、でも決して一人ではないよ!


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