ラーメンを食べに行っておっさんに絡まれた話

2011年か2012年ごろ突然ロンドンでラーメンブームが始まって、それまでに比べると格段に美味しいラーメンが食べられるようになった。スープの温度がぬるいのと、ラーメンのくせにけっこう高いなというのはあるけど、その気になればいつでもラーメンにアクセスできるというのは、在英邦人のQoLを格段に向上させたと思っている。

ということで2週連続でラーメンをキメてきた。

これはSelfridgesの中にあるTONKOTSU。カウンターにちゃんと間仕切りがついてコロナ対策もばっちり。そして最近レストランはどこもそうなんだけど、メニューがスキャンしてPDFで開くタイプに変わった。新メニューの担々麺。若干スープの味が薄い気がしなくもないが、あっさり食べられて良い。

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そしてこちらがSohoにあるBone Daddies。メニューはスキャンだったけど間仕切りがなくて、ドアは開けてあったけどテーブルの配置は前と変わらず、かなり混み合っていたので食べるだけ食べてさっさと出てきた。担々麺1(豚肉)。スープが甘くて賛否両論あるけど、私は甘いのが大好物なので定期的に食べたくなる。味が濃い目。あと味玉がすごく美味しい。

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Bone Daddiesのあるあたりは、薄暗くて元々そんなにガラのいいエリアではなかったけど、今までは一人でふらふらと歩いていても特段問題はなかったが、ロックダウン後久々に足を踏み入れてみたら、前よりもう少し警戒した方が良さそうな雰囲気になっていた。

私はいつも歩くのが早いせいもあってか、あまり人に声を掛けられることはないのだが、この日は私の歩く先にいた外国人らしき中年男性が、何やら話しかけながら近づいてきて、私のコートを引っ張ってきたので思わず「オイッ」と怒鳴ってしまった。ちなみに英語でもオイはだいたい日本語のオイと同じ意味で、ガラの悪い言葉なのであまり使わないのがいいと思うが、こういうときは相手を怯ませることができるようだ。男性は「I am not touching you」とか訳の分からない言い訳をしていたが、私は無言で押しのけてそのまま歩いて駅に向かった。すぐそばに他に人はいなかったけど、両側に店がずらっと並んでいるような通りでああいう体験をしたのは初めてだった。ただでさえコロナの感染者が激増している現在、知らない人とむやみに距離を縮めたくもないのに、いきなり接触してくるなんて不愉快極まりなかったけど、とりあえずキレといたのは良かったな、などと後から自分の中で反省会をした。

知らない人から話しかけられたときは、基本、立ち止まらず、応答せず素早くその場を立ち去るのがいいと思う。たまに本気で道を聞いてくる人もいるにはいるんだけど。

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