ちくさ正文館書店

名古屋市千種区にあった「ちくさ正文館」という書店が今年7月31日で閉店していたということを昨日SNSで知って大変驚いた。
病気で体が不自由になり6年くらい前から名古屋にも行けずにいたけれど、それ以前は仕事の帰りとかに毎週、週2,3回は訪れて本を購入していた。
給与のほとんどは本代で消えた。
とにかく品ぞろえが豊富で大型書店に勝っていた。
若い頃は興味が思想とか哲学とか政治とかだったのでその分野の新しい本が出たら必ずここに行って、行けば必ずあったし、また他にも興味のある分野の本が新しく並んでいるので決して近い場所ではないけど、学生時代から思えば40年近く通わせてもらった。
閉店ということに大変ショックを受けている。今年同じ千種区のミニシアター「シネマテーク」が終了した時も大変なショックだった。
政治とか社会問題とか思想とかに全く無知で(それは今も変わらないけど)しかし興味を持たせてもらい考える機会を与えてくれた書店とか映画館が無くなってしまうのは何か自分の寄るべき場所が無くなってしまったような気がして残念だ。
年代にすれば80年代から2010年代半ばまでとにかく無知な私の学校のような場所だった。
寂しいけれどもそして遅ればせながら有難うございましたと言いたいです。

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