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コミュニケーションの大切さ・・・プロジェクト開始早々に何らかの支障が生じるのは、初動の煮詰めが甘いから!?
長年、会社を経営していると、色んな方々との接点があり、経験のアルバムは、一枚、二枚と厚みを増してくる。それでも、想定外のことが、時折、目の前を通り過ぎて行くのである。
その中で、何らかのプロジェクトがスタートすると、必ずと言って良いほど、日も浅い頃から見解の相違と言って諍いが生じることがある。
プロジェクトチーム全員の情報共有が為されていなかったり、一人の人間が無気力だったり、また一人の人間が裏切ったりと、初動の段階での煮詰めが甘かった為に、重要なプロジェクトに綻びが生じることもある。
『一致団結』という言葉の通り、或るプロジェクトに共感し参加するからには、その責は重い。しかし、認識が希薄な人間は、途中で大原則を無視し、イレギュラーな動きを示すことがある。これが、一番の曲者だ。
本来ならば、初動の段階にてしっかりと煮詰め、各々の共通項を確認し、合意の上で、新たなプロジェクトに傾注し、実績を残さなければならない。されど、途中で逃げる者も居るのだから、呆れるばかりだ。
MBAなどを齧ったことがない人が、上述のヘマをしでかす。脳内にインデックス・ホルダーが設置されておらず、味噌糞同様の状態が脳内を占有している。よって、常に『ズレ』の論理思考にて、正確な判断さえできなくなっている。
一つのプロジェクトを達成すると、その達成感をチームメンバー全員で共有し、感涙に咽ぶほど、熱いものが湧き出してくる。しかし、常に『ズレ』の論理思考を持つ人間は、他人事のようにただ眺めているだけに留まる。
落ちこぼれは、どこの世界にもいる。日頃からコミュニケーションを交わさぬ人間は、モチベーションは上がらず、腐海の森の中に孤立している。ただ周囲の様子を見るだけで、挙手発言することもなく、ただただ無言で立ち竦んでいる。
このような支障を解消するには、胸襟開いた日々のコミュニケーションが一番である。それを実行せずして、勝手に孤立するのは、無責任極まりない人間としてレッテルを貼られてしまう。悪循環の加速度が増す。
会議好きの日本人の割には、コミュニケーション能力がダメダメな人が多い。無意味な会議をダラダラとする人種であるからこそ、変化も進化もなく、結論も出ない会議に慣れてしまっているのだろうと。
先般、『利他の精神』についての記事を書き綴ったけれども、その精神が少しでも備わっているのであれば、上の腐海の森の中からは、簡単に脱出できるのであるが、『気づき』のない人間は、自業自得としか言いようがない。
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