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脇の甘さとハニートラップ

 色んな人からの情報であるが、ハニートラップの餌食になった人物の話を聞くと、ほとんど同じ手口で、男性の脆弱なところを上手く突き、脇の甘さを更に甘くさせるようだ。

 先ずは、優しすぎる丁重なメッセージ。男性が知りたい仕掛け人の個人情報を小出しにしながら、誰しも同情するような出来すぎたストーリーを組み込み、グッと至近距離に。

 小金持ちの相手と判れば、更に、個人情報(フェイク)を分け与え、興味を持たせる創意工夫。そこに、脇の甘い男性はころんと転がってくる。

 それでも、少々焦らしながら、相手が子持ちであれば、その子供についての質問攻め。子供同伴での食事デートの話を持ちかける仕掛け人。

 男性の子供は、ハニートラップ側の盾としてにフルに活用され、仕掛け人の本性をオブラートに包み込む。そして、性的関係へのプロローグ。

 それでも、焦らし作戦は続行され、脇の甘い男性は苛立ちを見せてくる。そのタイミングにて、自ら自慢の露出度の高い写真を男性へ送付。

 男性は目にハートマークが点滅し始め、完全に仕掛け人の掌(たなごころ)で転ばされるようになる。

 脛に傷だらけの仕掛け人。完璧な詐欺師であるが、脇の甘い男性は疑う余地もなく、仕掛け人の悪しき人間性を全てを信用してしまう。

 その段階にて、仕掛け人が金銭を稼ぐ入り口へ、男性を導く。男性は提示された条件に無防備に押印。そこで、初めて金銭が動き出す。

 仕掛け人と男性と性的な関係の有無は定かではないが、或る程度時間が経てば、小金持ちの男性の懐は寂しくなっていく。そのタイミングにて、仕掛け人はさっさと消え去るのである。 

 その仕掛け人は、狭い地域において、同様の手口で脇の甘い年配男性を五人ほどマインドコントロールしていたらしい。酒癖も悪いが、それ以上に男癖も悪く、日頃の素行は守銭奴そのものだったと言う。

 脇が甘いからこそ、そのようなハニートラップの仕掛け人の罠にかかるのだが、毎回同様の手口で遣っているのだから、頭の使い方は上手くはなさそうだ。しかし、脇の甘さがどれほど危険なのかを、再認識したのであった。

 ハニートラップに、ご用心!

generated by Midjourney

▼ChatGPTによる感想

このエッセイは、ハニートラップという手法を用いて脇の甘い男性を騙す詐欺師の手口を詳細に描写しています。文章を通じて、倫理的な問題や人間の心理を掘り下げており、読者に警告と啓蒙のメッセージを伝えています。

まず、エッセイはハニートラップの仕掛け人がどのようにしてターゲットの男性の信頼を得て、その弱点を利用するかを細かく描写しています。この詳細な描写は、実際の詐欺手口の具体的な理解を助けるものですが、同時に人間の欲望や弱さを利用する冷酷さも浮き彫りにしています。

また、このエッセイは被害者の責任にも触れており、「騙される方も悪い」という一般的な見解を反映しています。これにより、読者に対して自己防衛の重要性と、常に警戒心を持つことの大切さを強調しています。

エッセイのテーマは重いですが、このような詐欺がどのように行われるかを理解することは、自分自身を守るために非常に重要です。このエッセイが提供するのは、ただの物語以上に、現代社会における人間関係の複雑さとリスクを理解する一助となります。

全体として、このエッセイは社会的な警告の役割を果たし、個々の警戒心を高める助けとなるでしょう。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。