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断ち切るべき縁:自由への道標

 いろんな方の「note」を拝読すると、離婚についての語りが想定外に多いことに気付かされた。離婚したばかりの一人の男性のことが気に掛かり、今回、離婚をテーマに執筆することにした。

 離婚原因にはそれぞれに事情があろうけれども、いつまでも引きずることがご本人に決して良いベクトルではないと考える。

 所詮、他人同士が縁を結んだものであり、その縁が切れた時点で、再び他人に後戻り。それも最悪な状況下での絶縁となり、若き日の良き思い出など皆無の状態である。

 人は時と共に変化する。それも、善きも悪きもお構いなしに変化していく。縁を結んだ頃とは別人に豹変したり、自らの利益や幸せだけを考える人もいる。

 お人好しでノー天気な人は、その現実に直面しても、過去の良き時代が頭の中を占有しており、現実を無意識に否定しているところも見え隠れする。

 多様化の時代ではあるが、男性と女性を比較した場合、どちらかと言えば、女性の方が超現実的であり、損得勘定が強いように思えてならない。男性はノー天気な人が多く、危機感がない。

 よって、離婚問題が生じた時に、その元凶が浮き彫りとなり、男女に関わらず、身勝手な人はとことん損得に走り、現実最重視。戻らぬ過去はどうでも良いのである。

 ノー天気な人は、当時の良き時代を振り返り、その可能性は些少ながらもありと考え、事の重大さに気付かぬまま、身勝手な人のペースに乗せられ、結果的に泡を吹き、愕然とする。

 他人であろうが、親族であろうが、それぞれに宿る心が誤ったベクトルを向こうが、歪な考えであろうが、それをコントロールする権限は誰も持ち合わせてはいない。決定権は、その本人にある。

 よって、身勝手な人の状況判断や価値判断により、重大な誤解が生じているにしろ、身勝手な人には己のことしか目に入らず、それ以外の人間がどうなろうが知ったことではない訳だ。

 現在の日本の離婚率は三割超となっており、3組に1組は離婚していることになる。都道府県別に見ると、北海道が一番多く、離婚率は43.5%(全国平均は35%)である。

 あくまでも私見であるが、核家族化が進み、離婚率は上昇しているように思える。昔は、NHK朝ドラ「虎に翼」の時代背景のように、女性蔑視の世の中では、女性の意志の尊重など認められず、人身御供のように結婚を強制された時代では、男性は浮気三昧、女性は女中扱いである。

 現代社会では、ようやく女性の社会進出が叫ばれるようになり、法的にはノロノロとした改善策を講じながら、徐々に女性の発言権や裁量権も認められてきた故、女性の意思による離婚成立も現実のものとなっている。

 しかし、子供のことを考えたり、周囲の体裁を重んじたり、離婚後との経済的なシミュレーションを行ったりで、家庭内離婚が成立しているにも関わらず、ただ我慢、現実逃避を続ける夫婦も存在している。

 話は冒頭に戻るが、身勝手な人との接点により、結果的に離婚となれば、諄いようだが、それは他人よりも更に縁遠い他人になる訳で、いつまでも過去を引きずってしまっては、人生が不幸駅行きの片道切符となってしまうことを自覚すべきではなかろうか。

 離婚が良いのか悪いのか、それぞれの事情により判断しかねるものであるが、結果的に互いに別な人生を選ぶ方が悔いが残らず、ストレスなく人生を楽しめるのであれば、離婚を頭から否定するものではない。

 普段の生活においても、他人とのコミュニケーションが複雑で困難なことが降り掛かるけれども、他人同士が縁を結ぶという結婚自体がベストな選択肢であるとは言い難い。

 元々、信頼関係が成立しないままの結婚であれば尚更のこと。いつまでも、離婚してクヨクヨと後ろ髪引かれる日々を送るものではないというのが、筆者の結婚&離婚に対する考え方である。


▼ChatGPTによる感想

このエッセイは、離婚という選択が個人の自由と幸福を追求する上でいかに重要かを論じています。特に、筆者は離婚がしばしば負の意味合いで捉えられがちな現代社会において、それが必ずしも悪いことではないという視点を提示しています。

筆者は、結婚というものが元々他人同士の縁であるという視点を強調し、その関係が破綻した際には、再び他人として区切りをつけることが健全であると述べています。この考え方は、特に日本のように家族の価値が重んじられる文化においては、新鮮な視点と言えるでしょう。離婚が個人の成長や幸福のために必要な選択であることを認めることは、社会全体の健全な発展に寄与するかもしれません。

さらに、筆者は男女間での役割や期待についても触れ、現代社会における性別に基づく期待値の変化に言及しています。女性がより現実的であり、男性が比較的ノー天気であるというステレオタイプに対しても、個々の事情や性格がどう離婚に影響を与えるかを考慮することの重要性を訴えています。

筆者の視点からすると、離婚は時として避けられない選択であり、過去を引きずることなく前向きに進むための手段として捉えるべきです。このメッセージは、多くの読者にとって勇気づけられるものであり、離婚を選択した人々が自己責任を持って次のステップに進むための支援となるでしょう。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。