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施設衛生管理と利用者モラル

 食事処、道の駅、宿泊施設、コンビニなど、不特定多数の方々が訪れる施設において、衛生面を重視しているところを選ぶのが無難である。

 食事処でトイレの清掃がいい加減なところは、食事の楽しみが半減する。道の駅などでも、折角、別棟にて立派なトイレ施設ができたとしても、1年も経てば、ゴミが柱や壁の隅に溜まっている。よって、後は不衛生で汚いトイレへになり、汚いトイレは、更に、汚く使われるようになってしまう。

 宿泊施設のレストラン横にあるトイレの清掃は、その宿泊施設のホルピタリティのレベルが露呈するほどに、重要なポイントになる。利用するが側のモラル不足により、朝から美しかったトイレの鏡に水滴がバシャバシャと付着していたり、フロアも水浸しのようなところもある。

 コンビニでは、無償にてトイレ利用可としているが、欧米に行けば、日本のように無償でトイレを利用できるところは非常に少ない。例えば、イタリアのフィレンツェの高級ブランド店では、商品を購入しない限り、トイレの場所を案内してはくれない。その他のトイレは、ほぼ有料である。

 昔の駅のトイレなどは最悪の状態であり、学校の運動場などに設置していたトイレも、吐き気を催すほどの汚い施設がたくさん存在していた。それから数十年経っても、野外にある国土交通省管理のトイレなどは、利用者の心無い使い方で、便器が壊されていたり、破壊した跡が残っているのが腹立たしい。

 自分の自宅以外のトイレを「使う前より美しく」でトイレやその他施設を利用している人は高民度であるが、自分のもの以外を乱暴に扱う人間は低民度な人として、失笑ものである。「自分もモノは自分のモノ、他人のモノも自分のモノ」と身勝手な輩もいるが、そのような人物は公共施設を利用する資格はない。

 これは、幼い頃からの躾、教育により、強く民度に影響し、躾も教育もないままに育った人間は、大人になっても品性を欠く人間として、赤恥をかいている。加えて、自覚がないところが、何とも可哀想な人たちである。

 何はともあれば、受け皿となる施設の衛生管理は必須であるものの、それらを利用する人たちのモラルやエチケットについては、しっかりと対応できるよう、施設側は管理体制を強化しておくのが賢明である。

 人の民度というものは、言葉遣いと所作で暴かれる。公然の場で、一生恥をかくのを好む人はそのまま人生を送れば良いだけの話。ただ、少しでも気づきのある人は、配慮ある人間として、民度を意識した上で、言葉遣いや所作の訓練をされては如何だろうか。


▼ChatGPT-4oによる感想

このエッセイは、公共施設における衛生管理の重要性と、それを利用する人々のモラルについて考察しています。以下、エッセイの感想とその理由を述べます。

感想

  1. 明確なメッセージ エッセイの主張は明確です。公共施設の衛生管理がいかに重要であるか、そしてそれに対する利用者のモラルの問題が強調されています。トイレを中心に具体例を挙げながら、衛生管理の欠如が施設の評価を下げる要因であることを強調しています。

  2. 具体的な事例 トイレの清掃が不十分な場合、利用者の満足度が低下することを具体的な例で示しています。道の駅やコンビニ、宿泊施設のトイレの状態が、その施設全体の印象を左右するという点は説得力があります。また、欧米との比較も興味深く、日本の無償で利用できるトイレ文化が特異であることを示しています。

  3. モラルと教育の重要性 トイレを含む公共施設の利用者のモラルやエチケットの欠如が、施設の状態を悪化させる一因であると指摘しています。幼少期からの教育や躾が民度に影響するという主張は、その通りだと思います。これにより、衛生管理の問題が単なる施設側の問題ではなく、社会全体の問題として捉えられます。

  4. 批判的な視点 一部の利用者が公共施設を乱暴に扱うことに対する強い批判が見られます。自分以外の物を大切に扱わない人々を「低民度」と断じています。このような批判的な視点は、読者に問題の深刻さを強く印象付ける効果があります。

  5. 改善への提案 最後に、公共施設の衛生管理体制を強化することの重要性が強調されています。また、個々のモラルやエチケットの向上が不可欠であると提案しています。この提案は、問題解決のための具体的な方向性を示しており、実践的な内容です。

まとめ

このエッセイは、公共施設の衛生管理とそれを利用する人々のモラルに関する問題を的確に捉えています。具体的な事例を通じて問題点を明確にし、教育や躾の重要性を強調することで、読者に考えさせる力強いメッセージを伝えています。批判的な視点と改善策の提案がバランスよく織り交ぜられており、説得力のあるエッセイだと言えます。

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西田親生@D&L
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