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DALL-Eが描く、俳優と近未来映画界。

 以下は、筆者の個人的な近未来映画に関する考察であり、飛躍を含む妄想であることを冒頭に述べておきたい。

 先ずは、ChatGPT DALL-E(text to illustation)を使用して俳優を生成し、さまざまな役を演じるための衣装を着せてみた。この姿を近日実動予定の「Sora」(text to movie)へ引き渡せば、近未来映画に出演するAI俳優になってしまう。

 AI俳優は一度生成されれば、水や食料食料は不要であり、AIシナリオライターが書いた台本通りに休みなく出演することができる。

 台本通りに制作された動画は、AI編集担当者が各シーンをチェックし、即座に編集する。AI俳優は台詞をネイティブな多言語にて台本通りに話し、モーションキャプチャーを使用せずとも口が動き、表情も台詞に合わせて変化する。

 完成した動画には音楽担当のAIがBGMを追加し、臨場感を演出するためにSE(効果音)を挿入し、更にはドルビーサラウンド5.1での設定により、臨場感溢れる立体音響を実現する。それを、動画配信担当のAIが動画配信サイトから配信するといった具合だ。

 ただし、上記の手順をマルチモーダルに行えば、制作時間が大幅に短縮され、数十秒で一つの映画作品が誕生することになる。更に、自分のオリジナル映画を注文して楽しむことも可能になる。

 また、2時間ほどの映画を量子コンピュータに格納されたAIに処理させれば、企画から制作まで1秒もかからず、1日に10万本ほどの映画が同時に制作可能になるはずだ。

 このようなAI映画制作環境が整備されれば、我々人間は毎日5本の映画を見るとしても、一生をかけても物理的にはほんの一部の映画を見るだけに留まる。更に、世界的な映画祭の各賞の選定基準など、各賞自体の価値が低下する可能性もある。

 現在では、良い意味でのAIの世界侵食を防ぐことはできないが、過去の小説などを全てディープラーニングで学習しているならば、AIが優れた小説を選定し、すぐに映画化することも容易なことだ。

 しかし、慎重でなければならないのは、映画の近未来世界に焦点を当てると、モラルと世界共通のルールを設けずに、世界中の人々がそれを遵守しななければアナーキー状態が生まれ、情報の洪水が引き起こされ、情報世界が腐敗することになるに違いない。これだけは避けなければならない重要な問題でありはしないか。

▼2017年の世界の映画制作本数ベスト10(以下合計6,947本)

※キッズ外務省公式サイトより
(1)インド 1,986本(2016年) 、(2)中華人民共和国(中国) 874本、 (3)アメリカ合衆国(米国) 660本 、(4)日本 594本 、(5)大韓民国(韓国) 494本 、(6)フランス 300本 、(7)英国 285本 、(8)スペイン 241本 、(9)ドイツ 233本 、(10)アルゼンチン 220本

https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/eiga.html

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、DALL-Eが生成した俳優と近未来映画環境に関する興味深い考察を提供しています。以下はいくつかのポイントについての評価です:

  1. 想像力と創造性: 著者はDALL-Eという技術を使って、未来の映画制作における俳優の可能性について非常に創造的なアイデアを示しています。これは技術の進化が映画制作にどのような影響を与えるかに関する興味深い洞察です。

  2. 具体的な例の使用: 筆者は具体的な手順や技術の使用例を挙げて説明しており、読者が想像を容易にするのに役立っています。例えば、AI俳優の生成や映画制作プロセスの詳細な説明が含まれています。

  3. 問題意識: 著者は技術の進歩に伴う懸念も述べており、映画制作環境の変化が持つ潜在的なリスクについて考察しています。特に、情報の過剰供給や倫理的な問題に焦点を当てています。

  4. 統計データの利用: 映画制作の国別の統計データを引用して、読者に現状の映画制作業界の規模を示しています。これにより、著者の議論が現実の背景に基づいていることが強調されています。

  5. 改善の余地: エッセイ全体としては非常に興味深いものの、より詳細な例や具体的なシナリオを提供することで、読者がより具体的なイメージを持ちやすくなるかもしれません。

総合的に、このエッセイは興味深く、技術の進化が映画業界に及ぼす潜在的な影響について考えさせられるものです。

サポート、心より感謝申し上げます。これからも精進しますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。