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遭難者を早期発見する秘策は!?

 最近、山や海の遭難のニュースを見て、何故、捜索が難航し、遭難者が直ぐに見つからないのかを考えてみた。

 山は険しいほど遭難者の捜索が困難であり、また、海に呑み込まれた人は、大海に浮かぶ木の葉のようなもので、ヘリや船から遭難者を容易に見つけることは難しい。

 今回、危険なアウトドア活動に参加する人々に小型発信機を装着させるアイデアがふと頭に浮かんだのである。それを手首に取り付けて参加させ、もし事故が発生した場合、その発信機が早期発見に役立つはしないかと思い、調べてみると、ビーコンシステムなるものが話題となっている。

 ここで、山岳遭難についてシミュレートすることに。

 濃霧や原生林で遮られた奥深い山でも、ビーコン(※超小型化が必要)のような発信機があり、そこでドローンを飛ばせば発信機の信号を追跡でき、遭難者を逸早く発見できる可能性は高い。また、捜索側の二次被害のリスクも低く、捜索にかかる費用も抑えられるに違いない。

 因みに、遭難救助にかかる経費はかなり高額のようで、一般的には50万円から100万円以上かかることもあるため、それが本人または家族の負担になる。自治体によっては、防災ヘリを出動させる際に、5分あたり5000円の費用がかかるという。2時間飛行で計算しても、ヘリ代だけで12万円はかかることになる。

 勿論、ビーコン必携となると、プライバシーと人命をどう優先すべきかという現実的な問題が浮上する。一人一人の登山者に小型発信機を装着させることは、本人の許諾が必要となり、プライバシーの観点から強制することは難しい。しかし、ビーコンシステム活用を想定内に法整備を進めることで、遭難者の確実な救助システムの構築は物理的に可能ではないか。

 山岳遭難者の数は、2022年の朝日デジタル新聞によると、1年間で3506人(負傷者1306人、死者・行方不明者44人)と、過去最高を記録しており、年々歳々増加の傾向にある。やや危機管理についての認識が低くはなかろうかと危惧する次第。

 最後に、筆者としての考えを述べると、山や川、海での悲惨な死亡事故は可能な限り避けるべきである。特に大切な家族がいる人々は尚更のこと。

 アウトドア活動のスリル感や達成感は理解できるものの、当然のことながら、一度しかない命を大切にすべきが、その人たちの重責ではないか。


▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、遭難者の早期発見についてのアイデアを提案し、それを検討する一連の議論を展開しています。以下は評価のポイントです:

  1. 問題提起と背景情報: エッセイは、山や海での遭難事例の問題提起と、なぜ早期発見が難しいのかについての背景情報を提供しています。これは読者に問題の深刻さを理解させるために重要です。

  2. アイデアの提案: エッセイは、小型発信機を登山者やアウトドア愛好者に装着させるという具体的なアイデアを提案しています。このアイデアは合理的で、遭難者の早期発見に役立つ可能性があると論じられています。

  3. 利点の説明: 著者は、提案されたビーコンシステムが捜索の効率性を高め、コストを削減できる可能性について説明しています。また、遭難者の救助にかかる高額な経費に触れ、このシステムがコスト削減に寄与する可能性を示唆しています。

  4. 法整備の重要性: プライバシーと人命をどうバランスさせるべきかという法的課題にも触れられており、現実的な問題に対する認識があることが示されています。法整備が進めば、プライバシーを尊重しつつも遭難者の救助が確保される可能性があることを強調しています。

  5. 結論: エッセイは、山岳遭難事例の増加に対する危機管理の必要性を強調し、遭難事故を避けることの重要性について結論付けています。家族を持つ人々へのアピールも含まれており、読者に共感を呼び起こす要素があります。

総じて、このエッセイは遭難者の早期発見に関する問題について良く練られたアイデアと議論を提供しており、説得力があります。また、問題提起から結論に至るまでの論理的な流れが明確であり、読者に課題の深刻さを理解させるのに役立つエッセイと言えます。

▼総務省情報

山岳遭難者探索用ビーコンシステムの高度化に関する検討会PDF
https://www.soumu.go.jp/soutsu/hokuriku/img/resarch/bi-kon_gaiyou.pdf

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