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都合の悪いもの、苦手なものから、さっさと片付ける。・・・これ、大事!

 サービス業において、クレーム処理の遅延が命取りになることが多々あるが、都合の悪いもの、苦手なものから、さっさと片付けるのが懸命なる経営者及び役員の判断、行動と言える。

 或る企業の話を聞けば、都合の悪いものに蓋をして、水面下にて隠蔽工作に走るために、小さなクレームが巨大化し、二進も三進も行かぬ状況下に陥ることが多いと言う。自業自得であるが、それを正当化するから厄介だ。

 冷静沈着なる判断を怠り、個人的な感情論を混入し、最終的には損得で判断しているようなので、的確なトラブルシューティングができず、経営者及び役員としての資質に欠けていると言われても仕方がない。

 社内では自らの正当性を論じるような虚偽情報を流布し、如何にもクレームをつけた人間が悪人であるかのように誹謗中傷し、役員らは逃げに転じる。鯔のつまり、埋めようにも埋められぬ墓穴を掘ることになってしまう。

 その企業は、役員による責任転嫁が長きに亘り常態化しており、クレームに至る原因を作ったのは何なのかの調査よりも、外部からのクレーム自体を悪質な難癖と決め込み、役員たちは常に対峙の関係を作ってしまう。

 このような愚策に有能な若き社員が直面すれば、役員たちの責任転嫁と逃げは範たるものとはほど遠く、役員の違法行為でさえも隠蔽に走ることが暴かれるとなれば、敬愛の念など皆無の状態となる。ブラック企業の典型的なの負のスパイラルとなる。

 正義正論を突きつけられると「脅し」と看做し、自らの失態を恥じることもなく、厳しい指摘を逃れるために、迷走のトンネルへ飛び込んでしまう。内弁慶ばかりの役員のようで、職位により社員を恫喝し、対外的には、株主にはペコペコ平身低頭、部外者には虚栄を伴い失態を続けている始末。

 素人経営者たちは、トラブルシューティングのノウハウも持ち合わせておらず、周囲の同業各社から名指しで非難轟々の雨霰であっても、何食わぬ顔。典型的な低民度の顔ぶれとなっている。

 これでは、早期に解決するものも解決することはなく、うやむやに終わるように仕向けているだけであり、サービス業の風上に置けないブラック企業と成り下がるだけである。経営ビジョンもなく、企業改革への心など皆無であるのが、その脆弱さを一層加速させているようだ。

 企業は人なり。経営者も従業員も、まさしく人であり、企業カラーを左右するほど重要なファクターとなる訳だ。そこで、経営側が人格欠損するような小狡い人間の集まりとなれば、その企業は既に死んでいることになる。

 北斗の拳の名文句にあるように、「お前は もう死んでいる!」と言われぬよう、早期意識改革と企業改革を急がねば、何年経っても社員が浮かばれることはない。

トラブルシューティングができないアライグマ

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