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逸品一筆

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何と言っても、グルメは最高ですね。このマガジンでは、「これは、旨い!」と叫びたくなるほどの和洋中の逸品を具にご紹介したいと思います。ホテルレストランや町場の食事処の逸品を、是非、… もっと読む
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2023年4月の記事一覧

特製 大海老フライカレーに舌鼓!

 午前中から取材するのは久しぶりのこと。カメラとレンズの組み合わせを考えながら、結局は、二台のカメラを持ち込むことに。  ゴールデンウィーク突入前日であり、週末となれば、かなりの渋滞が予想される。よって、いつも行き慣れている孔子公園(菊池市)へ足を運ぶことにした。  さっさと撮影を終わり、車に乗り込むと、お腹ぺこぺこのスタービング状態。それから一目散に熊本ホテルキャッスルへ車を進めた。  今回は珍しく、取材後のランチとなる。お腹は空いているものの、何を食べたいというイメ

「日本料理えのきぞの」のお弁当・・・

 熊本市内の新屋敷(高級住宅街)を流れる大井出(加藤清正の治水事業)沿いにある「日本料理えのきぞの」。知る人ぞ知る、熊本市内でも料理の源流のような食事処の一つである。  「えのきぞの」の歴史を振り返ると、現在は三代目の榎園豊成氏が継承し、初代、二代目が100年近く培ってきた隠れレシピも受け継ぎ、平成四年に同店を開業(令和元年に新屋敷に移転)している。  昨日、同店のお弁当(水の巻)を予約していたので、それをオフィスに持ち帰り、一年ぶりに試食をすることにした。  写真下の

連日、同じ料理を食すことに・・・

 昨日に続いて、今日も熊本ホテルキャッスルに足を運んだ。よって、ランチを同ホテル1階にあるダイニングキッチン九曜杏で楽しむことに。  マネージャーへ、「今日は若手料理人が担当のようなので、彼が作りたい料理を作って欲しい。自分が作りたいものをリコメンドして貰えれば有難い!」と伝えた。  数分後、マネージャーがニコニコ笑いながら戻ってきた。「あの、ステーキサラダを作りたいと言ってますが。如何致しましょうか!?」と。  一瞬、吹き出してしまった。昨日の料理が連チャンとなるので

「ハンバーグ」の想い出・・・

 子供の頃から、ハンバーグとなれば、この上ないご馳走だった。それも、外食でのハンバーグは見栄えも良く、食材も最高にて、至福の極みだったことを想い出す。  以下は、ここ数年間で食したハンバーグの写真の一部である。筆者の行動パータンがよく分かるように、足繁く通う店が限定されるために、あちこちのレストランではハンバーグは食さない。  勿論、その他の店のハンバーグの写真も残ってはいるものの、ちゃんとしたレストランのハンバーグでなければ、肉質や衛生面などを信頼して食すことはできない

Nikon Dfは、アナログとデジタルの融合体。

 Nikon Df(デジタル一眼レフカメラ)で撮影した写真から、ランダムに25枚を選び、以下に掲載する。尚、レンズは12mm、20mm、35mm、50mm、55mm、60mm、85mm、90mm、70-200mmの9種を使用している。  普段、モノクロ写真を撮ることは少ないが、カラー写真よりも難しいと感じている。そして、Nikon DfにNikkorオールドレンズを装着して撮影した写真は、とてもフィルム写真に近い印象を受けたのである。  現在、ミラーレスカメラが主流になる

Nikon Dfへの想い・・・

 10年ほど愛用していたNikon Df。デジタル一眼レフカメラであるが、軍艦部などの外観は、昔のNikonフィルムカメラを彷彿させる逸品であった。  それが、ある日突然、撮影不能となったのである。原因は、本体内部のCMOSイメージセンサーとその手前にある黒い幕の破損であった。  シャッター数は限界に達していなかったが、シャッターを押すたびに、本体内部から幕がバシャバシャと異音が聞こえるようになり、撮像に分厚い黒い影が出るようになった。  カメラ専門店に持ち込み、Nik

和食考察・・・若者の和食離れについて

<若者の和食離れ>  ユネスコ無形文化遺産に登録されている「和食」。日本が世界に誇る食文化である。しかし、最近、「若者の和食離れ」という話をちょくちょく耳にするようになった。  一方、「和食」に相当な関心を持つ若者も多くいて、料理が和洋中折衷と多国籍化することで、「和食」の範囲も広がり、その定義も難しくなっている。  何故、「若者の和食離れ」になるのか。それは、ファストフード時代に育った世代であり、ライフスタイルの変化や、プロトコールを重んじる「和食」への堅苦しさや窮屈

スキッと爽やか「ステーキサラダ」 その2

 ダイニングキッチン九曜杏(熊本ホテルキャッスル)の人気定番メニューの一つに「ステーキサラダ」がある。  これまで何十食平らげたか記憶にないが、単品で計算すると、オーダーした洋食メニューの中では、ベスト5に入る。  普段から野菜を好んで食べようという気持ちが強い方ではないので、この「ステーキサラダ」は、筆者の偏った栄養バランスを調整をしてくれる。  ホテルメイドの酸味のあるドレッシングは付いているものの、ワサビを別にお願いして、ステーキに変化を持たせながら食べるのが筆者

外は夏!?・・・天ざる蕎麦、旨し。

 昼間の気温が摂氏三十度になった、熊本市。取材前の腹拵えをしなければならないが、こう暑くては、何か冷たいものを口にしたくなる。よって、筆者用にカスタマイズされている、いつもの「○○ちゃん天ざる蕎麦」(ダイニングキッチン九曜杏/熊本市)を注文することに。  料理長は公休のようで、残念ながら不在。担当の若手料理人が丁寧に創ってくれた「○○ちゃん天ざる蕎麦」。普段との違いは、おにぎりがひとまわり大きくなっており、どっしりとしており、食べごたえがある。  ホテルレストランなので、

ハンバーグカレー vs カツカレー

 ダイニングキッチン九曜杏(熊本ホテルキャッスル)のカレー。それも、筆者向けにカスタマイズしてくれるカレーは格別である。  それも、筆者の気分次第、料理長のイメージ次第で、毎回、同じルウのカレーが出ることはない。そこが、一番の魅力と言える。  今回は、熊本市内の取材前に腹拵えする時に、お腹ペコペコの状態であれば、必ずと言って良いほど頭に浮かぶのが、写真のハンバーグカレーとカツカレーである。  同レストランのハンバーグは定評があり、とても肉肉しい。また、カツカレーもハンバ

赤牛ハンバーグ徹底検証・・・

 赤牛と言えば、熊本県の名物の一つ。肉質はさっぱりにて、健康食材として一般化していると言っても過言ではない。地産地消を牽引する熊本ホテルキャッスルであるが、その1階にあるダイニングキッチン九曜杏では、この名物赤牛肉を使ったハンバーグを提供している。  ナイフを入れると、透明な肉汁が中からドッと流れ出す。ハンバーグに使われているの肉の比率は、赤牛六割、豚肉4割のようで、非常に食べやすく、バランスの良い、癖のないハンバーグとなっている。  通常はドミグラスソースで召し上がるお

丁寧に創られた料理は、見ているだけで笑顔になれる。

 ある日のダイニングキッチン九曜杏(熊本ホテルキャッスル)。  オーダーしたのは、チキン料理のランチだった。真っ白なプレートでチキン料理がサーブされた。シンプルだが、ソースの掛け具合といい、可愛い野菜の組み合わせや彩といい、料理人の優しさが伝わってきた。  デザートも、とても可愛らしくレイアウト。赤と黄色二種のソースがアーティスティックに添えられ、中央のベイクドケーキの存在が際立つ。ほんのちょっとしたことなのだろうが、食す前に鑑賞する「時」を与えてくれる。  以前、ザ・

リーズナブルで美味しいランチメニューのご紹介!

 久しぶりに熊本ホテルキャッスル1階のダイニングキッチン九曜杏に足を運び入れた。  今週のパスタランチは、明太パスタ。税サ込みで1,800円。スープ、サラダ、コーヒーにデザート付きで、人気メニューの一つになっている。  海苔の香が漂う、和風パスタ。パスタ麺は随分昔と比べれば、かなりグレードアップしている。写真上のパスタの量が少ないが、これは、ハーフと呼び、パスタ麺を少なく、サラダをボリュームアップする変わりメニュー。  女性には、是非、このタイプをオススメしたいところで

唯一無二の「赤牛ハンバーガー」を、テイクアウト。

 「赤牛ハンバーガー」(ダイニングキッチン九曜杏/熊本ホテルキャッスル)をテイクアウトするのは二回目となる。昨年の夏以来であると記憶する。  重々しく、肉肉しく、マスタード替わりの食感の良い辛子蓮根を挟み込んでいるところが、地産地消を意識した食材の組み合わせであろうか。  この唯一無二なる同ホテルオリジナルハンバーガーは、欲目で見ても、かなり斬新でもあり、地元の風吹く逸品としてオススメしたい。  花見であれば、手軽に分厚い紙製ランチボックス入りなので運び易く、欲を言えば