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花鳥風月

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日頃から、ネット事業の素材写真として取材をしていますが、その中で、お気に入りのもの、ちょっと可愛いもの、まったりする自然の写真をアップして参ります。 https://www.da… もっと読む
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#孔子公園

野鳥の眼・・・怖い眼と可愛い眼

 これまで出逢った野鳥は、数知れず。撮ったことさえ忘れている野鳥も沢山いるが、イメージ通りに撮れた野鳥については、当時のシチュエーションなど大抵覚えている。  同じ野鳥なのに、怖い眼のものと愛らしい眼のものがいる。特に、サギ科の眼は肉食恐竜の様で、瞳孔がレンズの絞りの様に動き、眼球周りの鱗状の皮膚は恐竜そのものである。  ダイサギやアオサギは体長1メートルほどに成長し、大物の魚を獲っては縄張りの中央で踏ん反り返っている。しかし、カラスやミサゴなどが上空を旋回すると、結構ビ

風の中のフォーカス・・・

 とにかく、レンズを向けると風が吹く。カメラを下ろすと、風が止む。その繰り返しの中で、フォーカスがピタッと来ると、ニヤリと笑う。  写真は、昨日、孔子公園(熊本県菊池市泗水町)で撮影した、デンドロビウム(Dendrobium)である。  撮影機器は、Nikon D850+Sigma 50mm f1.4であるが、風が止む瞬間は僅か数秒もなく、それを狙ってシャッターを切らねばならない。  格好つけて、スローシャッターにて花々が揺れるシーンをとも思ったが、筆者の趣味ではないの

誕生日の一日・・・

 風の強い一日であり、先ずは、誕生日のランチ会。久しぶりの焼肉を頬張りながら、午後からのスケジュールを組むことにした。  しかし、先週から黄砂やPM2.5と雨で汚れた車が気になり、どうしても洗わないと気が済まず、ガソリンスタンドへ向かう。災害時に風呂に不自由をした時にやっと水道が復旧し、シャワーを浴びた瞬間を思い出すほど心地よい。  車がキラキラと光ったのは良いが、午後3時となり時間は押している。風が強いので、熊本県農業公園のバラ園が頭に浮かんだ。しかし、毎週火曜日が休園

孔子公園の花々 2024.4.23

 最近は、撮影するのに適した天候とならず、曇天の中、光も弱く、途中で霧雨が降り出した。30分程度の滞在であったが、何とか孔子公園(熊本県菊池市泗水町)に咲く可愛い花々をカメラに収めた。  撮影していると、背後から軟式野球のボールが転がってくる音が聞こえた。無意識にボールを追って掴み、十数メートル先に立っている子供に投げ返したのである。  条件反射なのか、幼い頃は野球少年で野球に没頭していたので、ボールが転がると追ってしまう習性がある。そして、スナップを効かせてきっちり投げ

孔子公園の花々 2024.4.9

 春爛漫・・・穏やかな日であった。  本日の取材機材は、Nikon D850+Carl Zeiss 28mm f2.0。FXとDXの各フォーマットに切り替えながら撮影を進めた。

春の彩りに目を奪われる・・・

 孔子公園(熊本県菊池市泗水町)は、お散歩カメラで頻繁に足を運び入れるところだが、本日の同園は春の彩りに包まれ、長雨が続き、心の中がどんよりしているものを払拭してくれた。  DSLR(デジタル一眼レフカメラ)はまあまあの調子だが、マクロレンズのオートフォーカスが狂ったようで、全て、手動にてフォーカスリングを回しながらの撮影となった。  手動でも、風が強くなく、撮影に支障はないが、久しぶりに重いDSLRを片手にフォーカスリングの微調整は、体のあちこちの筋肉に負担がくる。明日

桜満開 孔子公園(熊本県菊池市泗水町)

 曇天にて、天候には恵まれなかったが、桜満開の撮影には最高のタイミングである。光量が少ない。逆光を利用し花びらを透かしたり、桜の黒っぽい幹や枝とのコントラストを出したかったが、それは叶わなかった。  火曜日であったのか、道の駅での買い物客や孔子公園を訪れる観光客は少なく、いつも賑わう駐車場はガランとしている。  同園の花壇を管理している女性が、あちこちの花壇で黙々と作業をしている。お陰様で、一気に春爛漫の空間を愛でることができ、帰り際につい感謝の言葉を添えて、車に戻った。

花々を目の前にして・・・

 花咲く春は、とても気持ちが明るくなる。極寒に体が固まっていた体が、じわじわと溶けてほぐれていく。  花の命は短いけれども、春は西洋的な花の爛漫を描き。反面、冬は幻の染 辻ヶ花の椿のように、落ちる寸前の刹那を描く。  啓蟄(けいちつ)とは春の到来を知らせるものであり、まさしく虫たちが季節の変わり目を知らせてくれる。虫の知らせという不吉な言葉もあるが、啓蟄の語源を調べると、漢字の素晴らしさが伝わってくる。  桜も満開の時期が近づく。随分前に筆者主催の異業種交流会の研修ツア

桜花に群がるミツバチとの遭遇

 あっという間に暖かくなり、多種の桜が次から次へと開花しつつある。桜は素敵な花々だが、刹那の美であり、散りゆく姿を眺めていると、寂しさに包まれてしまう。  孔子公園(熊本県菊池市泗水町)の駐車場近くに足を運ぶと、数十匹のミツバチが一木の桜の木に群がっていた。せっせと働くミツバチだが、ミツバチの複眼がとても宇宙人らしくて興味深い。  自然の神秘さは計り知れず、ミツバチの巣のハニカム構造には驚くばかりとなる。この幾何学模様を正確に創造できるのも、宇宙人たる所以であろうかと。

孔子公園のヒメリュウキンカ

 ヒメリュウキンカというのは、英語名は「Yellow marsh marigold」という。とても可愛い花であるが、撮影するのに、腰を落とし、低い姿勢にてレンズを向けなければいけないので、ランチ後の取材では、息苦しくなってしまう。  面白いことに、これらの写真をご覧いただくと、一つとして同じ形のものはなく、花びらの数も異なるものもある。よって、数ある中の一つの花を主人公として写す時にも、隣の花が気になったり、角度が定まらなかったりと、撮影では難儀する。  筆者の撮影の癖は

孔子公園の寒緋桜

 鮮やかなピンク色の寒緋桜。熊本市内ではよく見かけるものだが、確か、沖縄の桜ではなかったかと記憶している。一見、遠目では八重桜や河津桜に似ているようだ。  孔子公園(熊本県菊池市泗水町)の寒緋桜は、以前撮影したことがあった。今回は花付きも良く色鮮やかであるが、曇天だったので、せっかくの鮮やか色合いがカメラで捉えることはできなかった。  ただ、この色は青空にはあまり似合わず、この程度の光量の中では、逆光からの透かしで撮影した方が、美しさは表現できる。カメラの設定で、露出補正

孔子公園のラッパスイセン

 孔子公園では、春を知らせる花々が咲き乱れている。同園は、いつ訪ねても、四季折々の花々を欠かしたことがなく、園内の花壇は常に手入れされている。  どんなに小さな花壇であっても、花をこよなく愛する人の心が伝わる。苦労するのは冬場であろうが、厳寒の時もしっかりと花壇を守る冬の花がある。見かけは寂しいけれども、年が明けて啓蟄ともなれば、あとは春を待つばかり。  本日、3週間ぶりに同園に足を運び、驚いたのは、僅かな期間に、春を告げる花々が沢山咲いていたことだ。90mmマクロレンズ

孔子公園の肥後椿 旭の湊

 孔子公園(熊本県菊池市泗水町)の駐車場横に、寒緋桜の陰で咲いていた肥後椿。  普段は、八景水谷公園などで撮影するが、孔子公園の肥後椿 旭の湊の色艶は美しく、つい藪に頭を突っ込んで接写を試みた。  咲き始めたばかりなので虫食いもなく、これから1週間ほどが見頃のようである。ミツバチが沢山飛び回っていたので、彼らの仕事を邪魔しないように、さっさと撮影を切り上げた。   春はそこまで来ているが、来週は曇りのち雨が続きそうで、お散歩カメラの撮影ができない可能性が高い。天気予報を

ガザニア・・・孔子公園

 ガザニアという花は、ガーベラと同様に、不屈の精神を持ち合わせているのか、長期間、しぶとく咲き続けている。写真は、孔子公園(熊本県菊池市泗水町)で撮影したものである。  今回のガザニアの花の表情を見ると、終焉の時期を迎えているかのような印象を受ける。花の大きさは中程度でありながらも、その咲く姿は堂々としており、角度によっては、アーティスティックなポーズを取ってくれる。  特に、花びらの勢い感が伝わってくる。茎も葉も太く分厚く、強風にも耐え得る、頼もしくもあり、とにかく凛と