助成金不正受給が絶えないのは、行政の構造的欠陥。
東北大震災後の助成金不正受給は、腰を抜かすほど悪質極まりないものであった。熊本地震もコロナ禍でも、いつの時代になっても助成金や保険金に纏わる悪質な事件が絶えない。
行政の場合、助成金については公平に告知を行い、申請があれば厳正なる審査を経て決定し、助成金受給の履歴と成果物を公開しなければならない。
行政機関各部局に予算がつき、新聞紙上で企画を公募する。しかし、数日後に「募集件数に達したため公募を中止」との告知が掲載される。あまりの時間の無さに、厳正なる審査が行われた