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しまっちゃえ、義実家!<8>

夫の計画する退去予定日も目前となり、
火災(家財)保険なんとかしなきゃなと、今になって重い腰を上げる。
火災(家財)保険は、当然ながら本人ではなく物件についているものだし、確か年頭に一括払いだと思ってたから、ギリギリでもいいかなーって思ってたんですよ。

で、電話したらば、
「相続人代表者がいらっしゃる時に再度ご連絡ください」
止めてもらうだけなのに面倒ですねぇ。まぁ仕方無い。

と思って、改めて手元に残っている書類を見たら、
……なんか、二カ所ないか?

こくみんなんちゃらのほかに、どうも東京都簡易保険なんとかの、契約書控えがあるような気がするんですよ。
同じものだろうと思ってなにも考えてなかったけど、これ、別々の契約先……?

なんにしろ、夫に電話させて確認しないと確認もできないみたいだし、この件は持ち越しです。

衝撃のNHK

そうだ、NHKの引き落としも止めてもらわなきゃなと、
契約時にとっておいたらしいパンフレットをざっくり眺めていたら、衝撃の事実発見。

「居住者の誰かに身障者手帳があって、世帯全員非課税なら、支払免除」

……がっつり該当してんじゃん! それも少なくとも、義兄が亡くなった直後からは確実だよ!
これ役所で教えてくんないかねー。

申請しないと適用されないようで、もう今更いいんだけど、
なんかもう萎えてきた。どうせこれも、親族の方が~とか言われるんだろうし保留。

夫はもう、退去しちゃえば全部終わりの気でいるみたいだけど、お前がやること一杯あるぞ。

水道ガス電気はギリギリまで残しておくつもりだったので(ガス使ってないけどさ)、その連絡も必要です。
義父の遺骨を持ってこなきゃいけないだけでも精神的にくるのに、その前に既に疲れてしまったよ。

退去当日

残っているめだったもののは、
・大量の住居用洗剤
・底が割れた、処分予定の衣装ケース 1
・籐椅子 1
・脚立
・暖炉風セラミックファンヒーター

・義父(遺骨)ののった後飾り祭壇
・昔のアルバムとか
・ごみ3袋

・私が使っていた布団一式
・ティファールの湯沸かしポット

持っていくのが難しいものそのままでいいですよ、とのことだったので、
衣装ケースは置いていくつもりでした。
カーテンも外して捨てようかと思ったけど、目隠しが全くなくてもどうかと思い、そのままにしてきました。結局、物干し竿も放置。

遺骨から順に車に詰めたら、籐椅子と脚立が車に入らない。
籐椅子も陽の光の下で見ると、隙間に埃が詰まってて、これをリサイクルショップに持っていっても戻されたら困るなぁ、と考え直し。
脚立は軽くて良さそうだったけど、家にあっても出番は無さそうだし、置いていくことにしました。

最後にブレーカーを落とし、外の水道の元栓を閉め、戸締まり。

その足で、公団の事務所に向かいます。
名義人死亡の報告と、鍵の返還。
退去に伴う届けと一緒に、残っているモノの放棄に同意する書類を書いて、終わり。何がどれだけ残っているかも聞かれませんでした。
ごみもおいてくればよかったな。

退去日は死亡日で計算してくれるとのことで、
敷金が6桁にとどかないくらい入っているのと、11月分の家賃が引き落とされているので、返金があるかも知れないとのことでした。連絡まで四ヶ月くらいかかるとのこと。
あっさりしたモノでした。

一応、相続

その足で、M銀行に向かう。
実は、義父のバッグの中から、メインバンクとは別に、まだ残高が残っている通帳が出てきたのです。義兄が使ってたのと同じ銀行なので、付き合いで一緒に作ったのかな?
記帳しようと思ったら「お使いになれません」とはじかれたので、解約してるかも知れないけど一応、と思って見てもらったら、
「ご利用がないため通帳が使えなくなっていただけで、口座自体は残っている」
あらまぁ。
一通りの書類は持っていたし、どうせたいした残高でもないだろうしと思っていたら、

「相続には電話での専用の窓口への連絡が必要」
「名義人様の、『出生からの連続した戸籍が必要』」

……そういえばこれ、義兄の時もやったな。
あの時は、葛飾区内だけで完結したので印象が薄かったんですね。

戸籍(除籍)謄本、よく見たら、出生地埼玉ではないの……
郵送の方法もあるというので、とりあえず(手元にある再診のものより)一つ前の戸籍を取る際に葛飾区役所に聞いてみてください、とのこと。

いやぁ、区内にいるときに判って良かった。
とんぼ返りで区役所へ。

事情を説明し、受付を済ませたら、ちょうど昼の時間にかかってしまい待ち人数が半端ない。
その間、せっかく来たので、介護保険証、障害者手帳と医療保険証を返してしまおうと、私は別行動で別の窓口に行きました。まずは同じ階の、介護保険課。

返すだけなのですぐ済むだろうと思っていたら、
「もうこの住所に誰もいないのであれば、なにか書面の郵送が必要になった場合の届け先を」ということで、書類を書き、身分証を提示。
しかも、介護保険と医療保険は窓口が違うから、医療保険証を返すのに、同じ事を別の窓口でもう一回やらないといけません。

すったもんだして、戸籍課に戻ったら、ちょうど夫がひとつまえの戸籍もゲットしてきた。
で、「郵送頼むなら、埼玉に行った方が早そうだ」と早々に考えるのを放棄している。
いやいや、あなた一人で行ってくれるならいいけど、私を巻きこむの前提なんだから、もう少し頑張って欲しい。

NHKが一番大変

家に戻って、荷物を降ろして、まずやったのは車の掃除です。
スタンド行って、風通して、掃除機かけて(何か詰まってるのか吸引力がいまいちでがかっかりした)、消臭剤まいて、スッキリして戻ってきたら、
荷物を降ろすだけで満足していた夫がすっかり定位置におさまってくつろいでいました。
いいなぁ、人任せで全部終わった気になれて。

あなたじゃなきゃできないことがあるんだよ、と、家財保険の窓口、水道局、東京電力(ガスも一緒)に電話をかけさせる。
その間、居間の目立たないところに祭壇を設置し(おりんとか線香立てはおきません。ほんとに遺骨を置くだけ)、あとは捨てる予定のマルチカバー(義実家の床に敷いていた3畳用)を切り刻んでました。カーペット等の大物、丸ごとごみに出しても、持っててくれないんですよね。

作業してる間に一通りの電話は終わったようで、水道と電気に関しては、精算した分が義父の口座から引き落とし予定です。まだ凍結させないで良かった。

で、一番面倒なのがNHK。
電話がつながらない。

解約は電話して書類を送って貰わないといけないそうで(PDFくらいHPに出して置いて欲しい)、何度アタックしてもずっとガイダンス音声。昨日は諦めました。
結局今朝になって再度電話し、スピーカーにしてしばらく放置していたらやっと人間が出ました。死亡による退去の説明、契約者番号の申請をしたら、書類を送ってくれるとのこと。つながってしまえば、わりと簡単でした。

義父の歴史を

で、相続に伴う義父の戸籍の取り寄せですが。
夫がやはり考えるのを諦めてしまい、来週にでも埼玉に行こうとか言い出す。(平日の休みがかぶる)
最後の最後で、義父の歴史発見の旅ですか。

ていうか私、来週は実家に行くのです。実母の三回忌。
その直前に車で埼玉遠征とかやってられないわ。速攻でお断りしました。
もう、何年もほったらかしの口座なんだから、今更もう一ヶ月二ヶ月相続が遅れたってなんてことないわ。いくら入ってるかも判らないし(期待していない)

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