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義父が入院したらしい<7>

義父の容態と入院のこの先の事と

今日は叔母の月命日

病院からは連絡がないため、状態のその後についてさっぱり判らず。
ペースメーカーの電池の入れ替えの予約のこととか、支払いに関しての事とかさっぱり話せてないので、一区切りつけるために再度病院へ向かうことに。
行く前に、叔母の墓に顔を出してきました。
今日は月命日です。

昨日の荒天からはだいぶ回復しし、雲が広がる涼しい朝。
開園直後の霊園に、叔母の好きだったビールを持って、サクッと顔をだしてきました。簡単に愚痴って(笑)、退散しようとしたら、叔母の次女さんと駐車場でばったり遭遇。
月命日には必ず来ているのは知っていたけど、なかなかのタイミングです。

ラインで伝えられても困るだろうと思って、言っていなかった義父の入院の報告とか、お盆のこととか、ちょっとお話ししてきました。
「母が、ちゃんと話聞いときなさいって言ってるのね」って笑ってました。

相変わらずの謎ゴミ屋敷

出立がいつもよりちょっと遅れたので、義実家到着はお昼直前。
昼休み中に来られても病院は迷惑だろうからと、こちらも近所のスーパーでお弁当を買ってきて簡単にお昼を済ませ、その後はまた片付け。

前回義父の部屋の押し入れから引っ張り出してきた、義兄の買いだめていたワインやらを、夫に栓を抜かせて中身を捨てさせる。半分近くはコルクがもろくなっていて、ドライバーで逆に瓶の中に押し込んで開栓し、中身をトイレに流しました。
というか、コルク抜きを持って行ってなかったので、逆に、やたらコルクが丈夫な半分は開けられなかった。これは次回に持ち越しです。

こんなの、溜め込んでないでさっさとあけて飲めばいいのに。ワインセラーもなく押し入れに押し込んで、飲まないまま義兄は死んでしまったのです。ちなみに義兄は晩年、アルコール依存症でしたが、安い缶チューハイばっか飲んでたみたいですね。

夫がそれを捨てている間、私は、義父のテレビ台の下から発掘されたカセットテープやらを処分、ほんと、片付けるとか処分するとかが出来ない家なんですね。カセットテープが入っていた引き出しの底には、一円と五円も散らばっていて、全部で30円分くらいかな。
札でも入っていればテンション上がるんですが、そう言うものは一切ないです。ワインもそうだし、義母のディ○ニーグッズっもそうだけど、こんなの買わないでお金で残しておけば、それだけで結構な額だったのに。

片付けも一段落ついて、今回はゴミも少し持って帰ります。義兄のものは、写真以外はほぼこれでなくなりました。義父のテレビの下に、電源の入ってないDVDだかブルーレイのデッキだかがあったけど、今回は見ない振り。

やっと会えたよ事務の人

前回は、義父の病状のお話が衝撃的すぎて、ペースメーカーのメンテの予約が入ってたこととか、そもそも請求はどうなんるんだ的な事もさっぱり話が聞けてなかったのですよ。

今日は、わりと慣れてそうな事務の人が窓口にいたので、やっとそれらしい話が出来ました。
曰わく、「ネイザーハイフローがおとといあたりに外れて、普通の酸素吸入を行っているのと、現状のコロナ対策で、外出は多分無理。担当医に連絡してみます」
「支払いに関しては十日に請求があります。限度額申請書に関しては申告いただいてからの計算になります、お持ちでしたらコピーをとらせてください」
「足りないものがあるかどうかですか? いま担当看護師に連絡しますから少々お待ちください」

サクサクと進む進む。今までのほうれんそうのとれなさはなんだったのか。
看護師さんがやってきて、洗濯ものを渡してくれたこと、足りないものは今はない、ネイザーハイフローが終わって通常の酸素吸入(鼻から管)になった、的な話をしていたら、どこかに電話していたさっきの事務員さんが、
「ペースメーカーの件で、もしお時間おありなら担当医が直接お話ししますとのことです。お待ちいただけますか」

前回もそうだったんだけど、担当医さん、凄くフットワークが軽い。そして腰が低い。
「わざわざ遠いところを」的な挨拶から、
「ペースメーカーの電池は余裕を持たせていれてあるので、少しくらい間隔が開いても大丈夫。こちらから、(ペースメーカーの)担当病院に連絡して延期のこととか打ち合わせますね」
ああ、そんな事までしてくれるんだ。やっぱ相談するべきですね。

せっかくなので、義父の状態について聞いたところ、
「今は通常の酸素吸入に戻っています。食事も、ゆるいものからとって貰うようにしてるんですが、なかなか食べて貰えないんですよね」
「それは、食べられないってことですか? それとも、本人が食べるのを嫌がるってことですか?」
「両方ですね」

咽頭がんの経験があって、もともと義父は喉の飲み込みが悪い。それを多分、本人が不快に思ってるんだと思うけど。
元々義父は自分に大甘、嫌なことは嫌、足が痛いからと歩くことすら放棄し、デイサービス等の勧めも拒否した義父らしい態度です。

「でもまぁ、なんとかみんなでがんばってやっています」
お世話おかけします。というか、やっぱり入院は長期的なものになるんですかね、最初の看護師さんは一度の入院は最長二ヶ月くらいって言ってましたけど、といったら、
「容態もそうですが、今はコロナの対応的なものができあがりつつあって、退院して、別の施設に移ったり自宅に戻ったりするにしても、検査とか色々手続きを踏まなきゃいけないんです。長くなってもだいじょうぶですよ」

医療の限度額の方で見ていただけるなら、それはそれでとても助かるんですが。この病院は、「差額ベッド代はいただきません」とパンフレットにも明記しているところです。
最初の救急搬送時の料金とか、ちょっと使ってたアメニティとかはどう加算されるか判らないけど、そんなに驚くような金額にはならなそうな感触です。

ていうか、毎週やってきて、凄い親思いに思われてそうな感じだなぁ。そうじゃないのよ、救急搬送だったから、病院との距離感がさっぱり判らないのです。
今後は、足りないものがあると連絡があったときだけ顔を出せばいい、という事でした。何から何まで面倒見ていただいて、ありがとうございます。

叔母が、「そんなに心配しなくても大丈夫よ」といっているような気がしました。

入院して、これから慌ただしくなるのかな、と思ったら、そういうわけでもなさそうで、
そういえば朝、叔母の娘さんと笑い話にしたのを思い出しました。

「そんな状態でも持ち直すなら、まだおじさん(義父)、寿命残ってるんだね。みんな(義母と叔母)に分けてくれれば良かったのにね」

義母はともかく、叔母には譲って欲しかったと心底思いますね。

ということで、しばらくはこちらも通常運行で大丈夫そうです。今月には葛飾区の介護度見直しの審査も入るはずだし、施設を探すにしても、その後でしょうね。まだまだ暑そうだし、気力も体力も温存できそうです。
あ、紙おむつの支給の再開だけは、申請しとかなきゃな。

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