東京下町おうちご飯#51 キムチの雷豆腐
キムチはいつも上野、御徒町まで行って買ってしまう。御徒町にキムチ横丁と呼ばれる古い通りがあって、そこで売られているキムチを買うのだ。
ここのキムチを食べてから スーパーで売られている普通のキムチが食べられなくなってしまった。舌が肥えるって恐ろしい。
久しぶりに近くを通る用事があったので 寄り道をしてキムチを一株買った。
家へ帰って 包丁で切り分け保存容器に入れて..
ふと 母の料理を思い出した。
キムチと豆腐と卵で 雷豆腐よと言いながら 出してくれた料理。見た目がぐちゃっとしているけれど とても美味しかった。
美味しいキムチで作ったら さぞ美味しかろう。
早速 とりかかっていた。
フライパンにごま油を熱し 水切りした豆腐と刻んだキムチをバリバリ炒めて 最後に溶き卵で閉じる。醤油をひと回し。
朝 子供達に出していた すり胡麻の残りをかけてみた。
卵でキムチの味がまろやかになって、ごま油で雷みたいな音を立てて炒めた香り良い豆腐が合わさって すりゴマをかけたのが大正解、コクがグンと増して とても美味しかった。
ほかほかご飯のおかずにして幸せ気分。白飯を食べ過ぎちゃう美味しさ。アブナイアブナイ。
ごちそうさま。
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