東京下町おうちご飯#31 カレー

GABANの手作りカレー粉セット。これはうちの定番となっている。まだ子供が小さいので このセットの内からカイエンペッパーとブラックペッパーを抜いて作る。子供用にも使える辛くないガラムマサラというわけだ。美味しいので非常に重宝している。

子供が小さいと しょっちゅうカレーを作る家庭が多いのではなかろうか。少なくとも私の周りはそう。そしてうちも 多分に洩れず よくカレーを作る。
遅く帰って来た時、疲れてどうしようもない時などは 早く作れる献立よりも早く小さい子供達が食べ終わる献立が精神的にもありがたい。カレーはそんな献立の第一番。出かける前に 時間がある時 カレーを作っておけば完璧だ。

市販のルーのカレーも無難においしいのだけれども、大人には飽きてしまう事がある。
私はよく 手作りカレー粉を使ってトロトロのカレーを作る。

鍋にたまねぎをよく炒めたら ニンニク、人参ジャガイモひき肉トマトペーストも炒め合わせて カレー粉を入れる。小麦粉も入れて白粉っぽさがなくなるまで混ぜ合わせる。そこに水を入れ、具材に絡まっている小麦粉を溶かし込むように混ぜ沸かして煮込む。最後に 砂糖塩胡椒で味を完成させる。途中昆布を煮込んでもおいしい。深みが足される気がする。

お肉がひき肉なのは子供達が食べやすいから。
鶏肉、豚肉、牛肉でも水から 野菜と 塩なしで煮込めばとても良いお出汁になる。
それをカレー粉と小麦粉でトロトロにするだけ。小麦粉の溶かし入れで作る手順に気をつけなければいけないが、なんてことはない原理は簡単だ。

仕上げにバターを足したり、おいスパイスとでも言うのか、カレー粉を少し振り入れたり、
味見をしすぎて半ばバカになった舌に鞭を打ち仕上げる。

子供用のカレー皿にご飯とカレーとゆで卵を盛り付けて。

早く子供と辛いカレーが食べたいなーと本音で思いながら パクパク食べてくれている 子供達を眺めているのだ。

#エッセイ #料理 #カレー





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