今日は久しぶりに家族で近くの公園で思いっきり遊びました。
お寺に併設の滑り台、シーソー、ブランコ、ジャングルジム、砂場がある、私が子供の頃遊んだような普通の公園ですが、子供には人気のようで、いつも何組かは遊びに来ています。息子もちょっと遠くの遊具充実の公園よりも、この公園がお気に入りで、「どこの公園行く?」と聞くと、大抵「神社の公園!(本当はお寺の公園… 私が最初に教え間違えそのまま…)」と即答します。

公園では、早く走れるようになりたい息子のリクエストで、走る練習を3人で一緒にした後、夫と私も本気で3人とも大笑いしながらの鬼ごっこに展開していきました!
うれしそうないたずら顔で「パパの方行って!!!」という息子と、
油断している私にこっそり近づいてきて「してやったり」とうれしそうな夫の顔が楽しい時間でした。
そして、こういう時が、子供と自然に「横の関係」で居られる時かな、とふと思いました。

「横の関係」というのは、アドラー心理学で出てくる言葉です。
どちらかが偉い・評価する側でもう一方はそれに従うという「縦の関係」ではなく、相手をそのまま受け入れ尊重し、自分も同じように受け入れられ尊重されるという、人として優劣がなく等しく価値がある関係のこと。
子育てシーンで考えると、「ママの言うことを聞きなさい」と命令的に伝えるのは縦の関係、『子供の気持ちを聞いて、理解しようと努め、ママの気持ちも伝えて一緒に良い方向に進む関わりをする』のが横の関係、という風に私は捉えています。

そう捉えてはいるものの、息子との日々の中で横の関係でいつも対応ができるというわけでもなく、最適バランスを模索している状態で、時々振り返っては「こうすればよかったかな?」と考えたりしています。
自分が我慢しちゃう性格なので、息子を尊重することを優先するあまり「私が我慢してばかり」と感じてしんどい時も結構ありますし、外から見ると子供のいいなりになっているように見えたりもするようで、そんな風に言われると凹んだりします…

そんな中で、今日の我が家の鬼ごっこは、私たち親も、息子もどちらも遊んであげている・もらっている感覚ではなくて、「横の関係」で家族3人が一緒にいられた瞬間だったんじゃないかな、と感じられてうれしい時間でした。


「全員がお互いを尊重して、それぞれが好きなことを思いっきりして、お互いに勇気付けしあっている家族になれたらいいな」とコーチングスクールのクラス内コーチングで言葉にしたことがありました。その時は「横の関係」なんていう言葉は知らなかったけれど、あの時言葉にしたことと、その後実行した小さな行動の変化が少しずつ希望する未来に引っ張ってくれています。

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