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(実話)フリードリッヒ2世の実験からわかること

生まれたばかりの赤ちゃんって、
言葉を話せませんよね。

「何、当たり前のこと言ってるの」
という声が聞こえてきそうですね。

でも、
言葉を話せるようになることって
不思議だと思いません?

神聖ローマ帝国時代に、
「人類の言語の起源を確かめたい」という皇帝がいました。
人は言葉を持って生まれているという考えたあったようです。
その皇帝の名はフリードリッヒ二世(1194~1250)。
実験をするのですが、
権力が集中していたからこそできたという本当に酷い実験です。

実験の内容はというと
部下に50人の生まれたばかりの赤ちゃんを集めて、
浴や食事など生命維持に必要なことはもちろん許しても、
赤ちゃんに話しかけたり、あやしたり、機嫌をとったり、
愛撫したりしては絶対にいけないと人間的接触を禁じています。
つまり、衣食住と生きるための世話はきちんとするけれど、
スキンシップは一切取ってはいけないというものです。

この実験の結果は出ませんでした。
なぜなら、
実験が終わらない間に子どもはみんな死んでしまったからです。
近代でも、
孤児になった乳児55人や40人の新生児に対して、
似たような実験が行われているんですよね(><)

なんで、こんな酷い実験をするんだろう?
と思うのですが、
実験結果は同じく、
心身ともに健康に育つことができないんですよね。
というか、生きることができない。

別の見方をすれば、
生きることを放棄してしまうということ・・・

悲しすぎます・・・

タッチファミリーケア®︎のレッスンで、
この実験の話を紹介していますが、
愛情や人間的な触れ合いを一切体験していないと、
人間の生命は育たない

その事実を知ってもらいたいからなんです。

スキンシップの重要性は、
子どもばかりに言えることではないですよね。

いつの時代にも、どの年代にも、
身体が触れ合うスキンシップや、
言葉を通してのコミュニケーションは、
とても大切なものだと思います。

昨年からコロナ禍が始まって、
この2つをとることが、
本当に難しくなってますよね。
AIやロボットがますます発達することで、
さらに難しくなっていくのが確実。
これって、
人類にとっても、とても危険なこと
だと思うんです!

これからは、
あえて意識して触れ合うことをしないといけない時代

ある意味、嫌な時代になったんだな〜と思います。

8月9日をハグの日に。
その日は世界中で、
争いや戦いをやめて近くの人みんなとハグをする

それが広まるといいな〜と。
ちかこの野望です。

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