言語聴覚士 ちか

言葉好きの言語聴覚士。 言葉のリハビリや食べることのリハビリをしています。 お仕事のこ…

言語聴覚士 ちか

言葉好きの言語聴覚士。 言葉のリハビリや食べることのリハビリをしています。 お仕事のこと、コミュニケーションや人間関係について、思ったことを綴ります。 好きな言葉はシニフィアンシニフィエ

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私と言葉(自己紹介的なもの)

初めまして。 言葉好きの言語聴覚士、ちかと申します。 主に言葉を話すこと、理解すること、書くことが難しい方や、食事を食べることが難しい方にリハビリをするお仕事をしています。 同じように介護医療に関わる方、言語聴覚士のリハビリを受けている方、またリハビリを必要としている方、そのご家族やご友人の方、言語聴覚士に興味がある方などと繋がりがもてたら。 また、私が普段働く中で感じたことや考えたことを表現したいなと思い、noteを始めました。 今日は自己紹介がてら、私が最近感じたこと

    • お子さんの言葉の発達に不安を抱える、お父さんお母さんへ

      お読みいただきありがとうございます。 言葉好きの言語聴覚士 ちかです。 今日はタイトルの通り、お子さんの言葉の発達に不安を抱える、お父さんお母さんに対してお伝えしたいことをまとめたいと思います。 とはいえ私自身、小児の療育の経験も子育ての経験もないため、 内容に関してご意見があれば聞かせていただきたい  という気持ちも込めて書いていきます。 お子さんの言葉の発達に不安を抱える、お父さんお母さんへ    お子さんが保育園や幼稚園へ通うようになると、家族以外の人と関わる機

      • 奥ゆかしい日本人

        お久しぶりの投稿になってしまいました。 言葉好きの言語聴覚士、ちかです。 先日も記事で書きましたが、言葉や物書き好きがいきすぎて、お手紙代筆サービスをひっそりとやらせていただいているのですが、今までの依頼はすべてラブレターの代筆でした。 日本人にとって、好意を伝えることのハードルの高さは、かの夏目漱石先生が I love youを「月が綺麗ですね」と訳した時から変わらないのかもしれませんね。 かくいう私も人のお手紙なら、いくらでもクライアントの方に代わって気持ちを素直に

        • 老健でただ一人の言語聴覚士として働いて気づいたこと

          こんにちは。 お読みいただきありがとうございます。 言葉好きの言語聴覚士 ちかです。 X(旧Twitter)にて細々書いていたのですが、 一人職場で言語聴覚士(以下ST)の仕事をして気づいたこと、 感じたことの振り返りを今日は綴りたいと思います。 一人職場で働こうか迷っているSTの方や、 ST不在の現場で働いているスタッフの方に読んでいただけたら 嬉しいなと思いながら、書いていきます。 私のST歴 私は専門学校を卒業してから5年間、病院勤務をしておりました。 回復期の

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        私と言葉(自己紹介的なもの)

          豊かな表情を目指して

          お読みいただきありがとうございます。 言葉好きの言語聴覚士、ちかです。 昨日公開した記事にて、 今年の目標に「表情豊かになる」を掲げ、 笑顔の練習ないし、顔の筋トレをしていくわけですが、 モチベーションに繋げるために、 本日は以下の内容をまとめたいと思います。 現在の私の顔のプロフィールを赤裸々公開 せっかくトレーニングを行うなら、 ビフォーの状態を記録しておこう。 ということで、こちらのアプリの顔型診断にて サイズ測定をしてみました。 <結果> ①輪郭タイプ 逆

          豊かな表情を目指して

          note書き初め2024

          明けましておめでとうございます。 言葉好きの言語聴覚士、ちかです。 一年の初めの日に大きな地震、津波、火事、倒壊… ニュースの映像を見ながら心が痛くなります。 被災をされた方が少しでも安全に、 心を落ち着けて過ごすことができますように。 また、救助を待つ方が1秒でも早く助かりますように。 心よりお祈りしています。 —————————————————— 一年の計は元旦にあり。 ということで、今日は今年の目標をまとめます。 今年の目標、一言でまとめると、 柔軟さと軸を

          2023年を振り返る

          お読みいただきありがとうございます。 言葉好きの言語聴覚士、ちかです。 大晦日ですね。今年も残すところあと数時間。 私は今年の半ばからフルタイムで働くことをやめ、 フリーランスになりたいフリーター生活を送っているのですが、 仕事納めらしい仕事納めをせずに過ごす年末が初めてで、新鮮な気持ちです。 あんまり年が変わる実感がないというか、 曜日感覚すら無くなっています。 (見当識ずれまくり) ただ、今までの人生を振り返ってみても、 今年は私にとって激動かつ変化の一年だった

          2023年を振り返る

          先日、記事で書いた障害の定義の話。 心と体の性が一致しない方のことを 「トランスジェンダー」というのか、「性同一性障害」というのかって例がわかりやすいなとふと思った。 その状態であることに生きづらさとかネガティブなイメージを持っていたら障害になる。

          先日、記事で書いた障害の定義の話。 心と体の性が一致しない方のことを 「トランスジェンダー」というのか、「性同一性障害」というのかって例がわかりやすいなとふと思った。 その状態であることに生きづらさとかネガティブなイメージを持っていたら障害になる。

          手紙をしたためるのが好きな私 (話すのが得意な人、書くことが得意な人)

          お読みいただきありがとうございます。 言葉好きの言語聴覚士、ちかです。 突然ですが、私のお仕事の話 言語聴覚士がリハビリをする方の障害は様々ですが、 そのうちの一つに「失語症」があります。 ※失語症=聴く、話す、読む、書くといった言語機能全てが障害される病気。 症状の表れ方は個人差が大きい。 もっと失語症について知りたい方は、以下の動画がわかりやすいのでぜひご覧ください。 私たちが失語症の方のリハビリをする時には、 その方が得意な理解の方法、表現の方法を伸ばして、

          手紙をしたためるのが好きな私 (話すのが得意な人、書くことが得意な人)

          カテゴライズするということ

          こんにちは。お読みいただきありがとうございます。 言葉好きの言語聴覚士、ちかです。 前回の障害についての話題と若干重複しますが、個人の性格や性質をカテゴリーに分類することの良し悪しについて、今日は考えてみたいと思います。 カテゴライズされる安心感 「私は長女だから人に甘えられなくて」 「彼はO型だからおおらかな性格」 などなど、ある属性を持つことで、性格や性質を理由づけることは簡単です。 私自身も、自分の家族構成や血液型、出身地などにより、自分の性格が形成されている自

          カテゴライズするということ

          障害ってなんだろう

          お読みいただきありがとうございます。 言葉好きの言語聴覚士 ちかです。 セラピストとして働く中で、「障害」について自分なりに考えて定義したいので、今日はnoteに綴りたいと思います。 というのも、障害をお持ちの方や、そのご家族、ひいては医療介護に関わる人でも「障害」の定義をはっきり理解している方は多くない、と思うからです。 辞書的な定義 とは言え障害とは何か。病気と何が違うのか、私自身も明言できる自信がないので調べてみました。 うーん分かりやすい。さすが小学館。 病

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