見出し画像

保育の本質は何だろう?

子ども主体の保育や教育を考える動きが日本に広がる中、私は「保育の本質とは何だろう?」と考えていた。

OECDは保育の質について、

「子どもが心身ともに満たされ、より豊かに生きていくことを支える環境や経験」と示している。

私はこの文が保育の本質を示しているように感じている。

「質」は、「実際の内容」という言葉に置き換えるとイメージしやすいかもしれない。

何をもって心身が満たされるかや、豊かさの定義は、個々の価値観や状況によって異なる。

それをふまえて上記OECDによる保育の質を、より具体的に掘り下げると、

「子ども自身が喜びや幸福感を感じ、心身の健康と幸福が備わっている状態であり、どの方向に向かいたいかを、子ども自身が考えることができるような環境や経験」が、実際にあること。

ということだと、私は理解した。

子ども自身が、喜びや幸福感を感じること。
心身の健康と幸福が、子どもに備わっていること。
子どもが自分の行動を自分で決定し、成功や失敗を経験することで、さらに選択肢を見出せるような人的・物的環境。

それを叶えるために、私たちは何をするか。

子ども一人ひとり興味を持つものや価値観、状況などが違うからこそ、一人ひとりの子どもの喜びや幸福感に反応するアンテナを持とう。

子どもが自分の人生を切り拓いて生きるために、自分で選択、決定して行動し、
成功や失敗の経験を通じて行動の選択肢を広げていく子どもの姿を、サポートをしよう。

保育の本質を見失わないようにしたいな。

私は、そう思った。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?