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デンマーク🇩🇰 My soul journey Day-6-1 地球、気候変動、エネルギー

宿泊しているホテルから徒歩1,2分のところにあるClimate Center。ここでは地球環境、気候変動について学ぶ。この建物も元は製糖工場!ちなみにデンマークではこういった古い建物を壊さず残す決まりがある。

私たちが滞在するロラン島はエネルギー生産地で、それは100%再生可能エネルギーだ。
2030年までに20倍の生産を目指しているという。

説明してくださったのは市議会議員でもあるレオさん。

右がレオさん

エネルギー生産地であるここの地元の人に、より理解してもらうために、環境教育に力を注いでいる。
レオさん曰く「大人を再教育するのは難しい。
対して子どもはすぐに学ぶ。だからまず子どもたちに教えて、自分の両親や祖父母に教えてもらう」のだそうだ。大人が変わらないのは、万国共通の問題だ。

この施設では、地球上でどんな気候変動が起きているのか、世界が今後どのようになるのか知ることができる。

様々なデータが投影される地球儀

これはアメリカの環境調査団体が開発した地球儀で、世界に176機あるそうだ。世界中から集められた様々なデータがこの地球儀にビジュアルとして投影される


レオさんのお話は多岐に渡り、ここに上手くまとめることはできないが、メモった範囲で記録しておきたい。

  • 地球は人類という大きな問題にぶつかっている。

  • 化石燃料を掘り起こして燃やしたことでCO2のバランスを崩してしまった。CO2は地球上でバランスよく広がるわけではない。

  • 北半球に人口が集中しているので、CO2の濃度も高くなる。大気は北半球と南半球で混ざり合わない。

  • 2070年にはほとんど住んだり農作物を育てたりすることが難しくなる。

  • 熱帯亜熱帯の地域が地球上で広がっている熱帯の拡大によって台風の進路も変わってきている。今後台風の規模も大きくなっていく。日本も既に温帯ではない

  • 北極の氷が1984年に比べ2020年は40%に減っている

  • 氷が太陽の熱を跳ね返すが、跳ね返す氷が減っている上、跳ね返してもCO2の膜によって放出されない。

  • 氷の溶けるスピードは6,7倍になっている。それにより北極、グリーンランド周辺の海水の淡水化が進んでいる。😱

  • 近年発生したインドパキスタンの洪水は、海流が冷えないため、水蒸気がヒマラヤ上空でようやく冷えて大量の雨になるために発生。

  • 海洋に流出するマイクロプラスチックも魚が食べてしまったり、珊瑚礁の死滅に繋がるなど大きな問題。😭

👨🏻‍🦳度々日本を訪れているレオさんから見た日本は…
「日本は政治の世界にお爺さんが多すぎる。もっと女性の声を反映させるべき。男性は極小的に見がち。女性は包括的に見る。環境問題への取り組みは、セクター間のコラボレーションが大切だが、年取った男性は連携が苦手。なんで女性の視点を入れないのかと不思議。」

👨🏻‍🦳日本の良さについて…
「日本は地方の特徴が豊かで、そこに移住する傾向が出てきているのは良いこと。地方の魅力はデンマークより日本の方が大きい。」

👨🏻‍🦳日本のエネルギー政策への提案…
「日本は風車ではなく海上水車を作るべき。世界最古のエネルギーシステムは水車だ。水車から発電する際にでる熱も利用可能。自分たちが持っている資源能力を最大限活用すべき。」

様々なデータを突きつけられて、このままではいけないことはわかった。その上で私たちができることは何なのか。それを次の場所で学んでいく。

長くなったので続きは次の記事に。

↓以前の記事はこちら

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