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好きなことを好きなだけ楽しむ人生にしたい

またたび さくらももこ

この本を読むと旅に行きたくなる。今はコロナで少し前みたいに簡単に旅行には行けないので、なおさら行きたくなる。

この本では、さくらももこさんが編集長をしていた『富士山』という雑誌の取材で訪れた色々な旅先でのことが紹介されている。

ロンドンとか、チベットとか、中国の雲南省、香港…各地での思い出話がたくさん。さくらさんは本当に自分の好きなことを好きなだけやる、という人で読んでいて気持ちがいい。旅先でお昼も食べずに雑貨をひたすら見たり、現地に到着して早々大好きなお茶を20キロも買ったり(笑)

さくらももこさんのエッセイは、気負わずに読めるというか、日記を読んでるような感じ。くだらなくて逆に元気が出てくる(笑)

今日は土曜日だったので、ゆっくり起きて洗濯やら掃除やら色々していた。そこで、ふと目にしたニュースで三浦春馬さんが亡くなったと。え?あの三浦春馬さん?
『世界は欲しいモノに溢れてる』という番組がすごく好きで、JUJUさんとのMCに毎回ほっこりしながら楽しんでいたのでショックすぎてしばらく放心状態…。

何も手につかずしばらくぼーっとしていたのものの、心を落ち着かせるために本でも読もうと、この本を読むことにした。

さくらももこさんが、この本の中でも話しているけど、バリ島に行き帰国した数日後、バリ島爆弾テロ事件が起こったそう。もしかしたらそこで巻き込まれていたかもしれないし、死んでいたかもしれない。

大事な人はいつか突然いなくなるかもしれない。「いつか」やろう、「いつか」会おう、…「いつか」って来ないんだよね…。
私も「いつか」三浦春馬くんのキンキーブーツの舞台を観に行きたいと思っていた。でもその「いつか」はもう来ない。行きたいと思った時に、したいと思った時に行動しないとダメなんだなぁ。

さくらさんみたいに、好きなことを好きなだけ、やりたいことをやりたいだけやる、楽しい人生にしたいものだねェ。

三浦春馬さん、ご冥福をお祈りいたします。


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