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カタカムナ 「水穂伝」火の巻より

私の住んでいる街は、夏ミカンが名産です。最近外に出ると、あちらこちらで夏ミカンの花の香りが香しく漂っていて、穏やかな気持ちにさせてくれます🍊

さて、カタカムナを理解するには水穂伝(言霊秘書)を理解する必要があります。今、少しずつ読み進めており、火の巻を読み終えました。
体用、軽重、清濁の法則があったり、「返」「切」の法則があったり、理解に困難を極めるのですが、それでも少しずつ読み進めています。
その火の巻の最後の部分で、覚えておきたい言葉がありましたので、ここに書き記しておきます。

漢国の文物、文字に心酔して皇国本来の魂を知らず。惟神なる大息吹きを知らず。日本の学は神より出でて万国の学の根本をなせることを知らず。口には言靈を云えど言靈の神髄を知らず、文字に生命あるを知らず。
「音」の乱れは「心」の乱れより発す。心乱れて人乱れ、人乱れて家乱れ、家乱れて国乱るるなり。かくして百年、二百年の後に至れば、その本を全く見失うに至るやも計り知れず、実に嘆かわしい事にこそ。

日本語を満足に理解せずに、異国の言葉に心酔する愚を戒めています。
そこには神が宿り、学問の根本が存在し、言霊、命が宿っていることを私たちは見失っています。
日本語の音を大切にしなければ、人心は乱れ、国が乱れ、取り返しのつかないことになります。それが数百年間積み重なれば、そもそも大切なものを見失ったことすら気付かずに日々を過ごしてしまうようになってしまうのです。

今まさに人心が乱れ、国家が乱れている時。

皇国はもとより文字というものはなく、言靈の佐(たす)くる国にして「五十連(いつら)十行」の形仮名は神代の御書(みふみ)なり

片仮名は神代の文字ですから、まずは片仮名を意識し、音を大切に。
ワ行音をW音を付けてしっかり発音するところから始めるのも良いかもしれません(ア行のウとワ行のウの違いも水穂伝には書かれています!)。
もちろん、ポジティブになる言葉を意識して発するのも良いでしょう。

ところで、怒りを覚えた時、皆さんは何と表現しますか?

「腹が立つ」「頭に来る」「むかつく」
これらは身体に根差す表現ですから、クールダウンできそうです。
「キレる」
近年よく使われる「キレる」は、身体に根差さない言葉なので、感情を制御することが難しい。だからとんでもない事件の背後に「キレる」という言葉を使う人が多いように感じます。それを「腹が立つ」等に変えるだけで、凄惨な事件が減少するのではないでしょうか。

言葉を大切にすることが、自分を円満に、周囲を円満にしていく手だてだと思うのです。それこそカタカムナが目指す道でもあります。



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