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おうちで中華 - 葱油蚕豆(空豆の葱油炒め)

そろそろ空豆の旬がやってくる。その前に、単純にして至高の空豆中華・葱油蚕豆(空豆の葱油炒め)を紹介しておこう。空豆好きにとって、この料理を知らないのは人生の損失だ。嗚呼、全世界の空豆好きに伝えたい。

つやつやとした葱油(青葱ソース)をまとって翡翠のように輝く空豆は、実に艶めかしい。いざ頬張れば、皮まで柔らかな空豆にまず驚き、歯をかみ合わせるごとに広がる旨さにもう一度驚くことになる。


葱油蚕豆 
cōngyóu cándòu

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葱油蚕豆(空豆の葱油炒め)

空豆と葱油が奏でる香りと甘味の協奏曲。その圧倒的な旋律を経験して頬がゆるまない人間はいないはず。天下無敵の旨さだ。なんの誇張もなく、ご飯のように空豆が進む。止まらぬレンゲ。下がる目尻。単なる空豆が、押しも押されぬメインディッシュになるのだ。

春の上海には欠かせない旬の一皿で、上海の市場で八百屋のおばちゃんに作り方を教わったのは、もう十数年前のこと。以来、我が家では空豆と言えばまずこの料理であり、毎年何度も作る超定番料理になっている。

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例によって作り方は簡単極まりないが、必ずたくさん作ること。想像の3倍のスピードで胃袋に収まっていくので、少量だと絶対に後悔する。

大量の空豆をレンゲでもふもふと頬張る幸せを、是非一度味わってほしい。

レシピは1本300円ですが、マガジン「春から夏の中華料理20選vol.2」なら20本で980円。1本50円程と大変お得ですので、マガジンがオススメです。

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