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おうちで中華 - 毛豆炒青椒(枝豆とピーマンの炒めもの)

今日の料理は、旬の枝豆をたっぷり使って作りたい毛豆炒青椒(枝豆とピーマンの炒めもの)。かつて江南地方や福建省で出会い、地味ながらも「こりゃ旨い」と気に入った料理だ。

毛豆炒青椒
máo dòu chǎo qīng jiāo

毛豆炒青椒(枝豆とピーマンの炒めもの)

枝豆の鞘から豆を出して炒める料理って、日本だとなぜか少ないけれど、中国では定番だ。山盛りになった枝豆はそれだけで食欲をそそる。赤ピーマンの差し色が良いアクセントだ。

ニンニクの香りが食欲を刺激する。レンゲでガバリ。コリコリと軽快に踊る枝豆に、シャキッと炒めたピーマンが伴奏を添える。地味だが旨い。口の中を枝豆で満たすと、ささやかな幸せに思わず目じりが細くなる。

気づけば、レンゲを持つ手が止まらなくなっている。あとはもう、ガバリコリコリシャキッの無限ループだ。

大人が食べるなら、ピーマンに生唐辛子を混ぜるとまた旨い。メリハリのある辛さがより一層強いアクセントを刻み、食欲が加速する。

肉も魚も入らないが、食べ終わったときの充足感はなかなかのもの。「ああ、夏をたっぷり食べたなあ」という感慨を胸に、腹をさする。

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