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伝わらなかった経験が、伝える力を育ててくれる

「伝わったー!」と感じるよりも、伝わらなくて悔しい思いをしたことの方が多い。

伝わるまで伝えることって、とてもとても難しい。

同じ目線に立てていなかったのかなあ?
自分ごととして聞いてもらえなかったのはなぜだろう?
固くなりすぎ?まじめになりすぎてしまったかなあ。

など、自問自答する。その繰り返し。

相手の表情を見ながら、話し方や話す内容を変えてみたり、SNSでは、それぞれの特徴に合わせて投稿内容を変えてみたり。

正論とか、まともな言葉は伝わりにくい。一方で、強い言葉や極端なタイトルって、感情的で伝わりやすくて、もどかしいこともある。でも同時に、とても消費されやすく、忘れられやすいことも知っている。

そしてふとした時に、このnoteに書かれていたことを、何度も思い出す。

「まともな言葉は世界に届かない」という諦めと、「それでも人を傷つけたくない」という諦められなさと。その葛藤を乗り越えて「伝える」ために必要なのは「誰かを傷つけるリスクを負ってでも、自分が届けたいものを多くの人に届けるのだ」という覚悟なのかもしれません。

伝えたい。
でも、伝わらない。
それでも伝えたいから、また別の言い方ややり方で試してみる。

「伝わる人にさえ伝わればいいや」、と投げやりにならず、もっと伝わるにはどうしたらいいのかを考えて、試行錯誤して繰り返す。

そうすることでしか、伝える力って育っていかないんだなぁと思う。だから、伝わらなくて悔しい思いをしたとしても、その事実自体は、とてもたくさんのことを教えてくれる。

伝わる快楽に翻弄されず、自分の軸や思いをもって伝えていくことを改めて大切にしたい。

そんな試行錯誤を繰り返す日々です。


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