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ネットの海の中でも、全く同じものはない

ある人に自分のことを話して、「私と似てる、同じだー!」という反応が返ってきて、ちょっともやもやしたことがある。その人がやってることと自分がやってることは、私から見ると全く違っていて、同じじゃないんだけどな・・・という想いがあったからだ。

たぶん、「同じだ!」と感じていても、実は微妙に違っていて、全く同じことってなかなか無いのだと思う。

例えば、森のようちえんについて、「自然の中での保育っていいですね~。」と言われることがあるけれど、自然の中での子どもの遊びを「見守る」ということもとても大切にしているから、自然保育だけに注目して、同じような活動をしていますと言われると、ちょっと違うんだけどなあ・・・という気持ちになる。

人気の宿や、お店だって、一見他のお店と似ていても、よーく観察するとサービスも雰囲気も違うから人気店になっているのだろう。

人気コンテンツの「世界観」も細部まで作りこまれているからこそ、完成度が高くなり、お客さんを魅了することができるのだと思う。

抽象レベルでは似ていても、具体レベルでは全く異なることもある。具体と抽象、どのレベルで似ているのかを観察することも大事だなあ。

「同じですね!」という反応に違和感を感じて以来、私は安易に「一緒ですね」とか「同じですね。」と言わないようにしようと決めた。

同じ血液型、出身地、誕生月とか星座。それくらいクリアじゃないと、同じと断言するのは難しいと思うからだ。「同じですね~。」よりも、「共感します~。」の方がもっと相手に伝わるのかもしれない。

同じように見えるものの、実は違うところってどこだろう?と観察しながら過ごしていきたいと思う。


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