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今日はどこに行くの?

4歳の娘は、火金曜日は森のようちえんに、月水木土曜日は保育園に通っている。

また、土日は仕事や研修に連れていくこともしばしばだ。

だからほぼ毎日、朝起きると「今日はどこに行くの?」と聞かれる。
(まだ曜日感覚もないから無理もないよね。)

そのたびに、
「今日は〇曜日だから森のようちえんだよ~。」
「今日は〇曜日だから保育園だよ~。」
「今日は日曜日だから保育園お休みなんでおうちだよ~。」
と返している。

そんな返答に、娘はえー!っていうこともあるけれど、なるほどそんなもんかといった感じで納得してその日その日の場所に行っている。

ちょっと変わった未就学期間の過ごし方だけれど、個人的にはとても豊かな過ごし方じゃないかなあと感謝している。

物心つく頃から10代のある程度まで、自分の所属するコミュニティを自分で選ぶことは難しい。多くの場合、暮らしている地域だとか同じ学年だとかいう属性で分けられるだろう。
私立の学校がほとんどない地方部だと特に。

そういった決められた属性の中で、自分の居場所や気の合う人を見つけられたら、それはとても幸せなことだ。

一方で、なんかしっくりこない、ちょっと違う、と思うこともあるかもしれない。

そんな時に思い浮かべられる場所が、学校と家だけだと息苦しく感じることもあるだろう。

けれど、もっと自分の好きなことで集まれる場や校区に限らない友だち、いろんな仕事をしている大人など、別のコミュニティと関わることができれば、ちょっとは気持ちがラクになるんじゃないかなと考えている。

世界は広くて、立体的にできている。
だから、視点が変われば見える世界も変わっていく。

もし、今いる場所にしっくりこなくても自分を責める必要なんてない。

それはきっと、まだ自分のしっくりくる場所や人に出会えていないだけだから。

娘はたまに○○ちゃんに会いたいなあと言ったりするけれど、その○○ちゃんが大人だったりする。

また、森のようちえんのお友だちだったり、保育園のお友だちだったりすることもある。

そういった言葉を聞くと、彼女の世界は広く広がっているようでとてもうれしい。

森のようちえんやノヤマカンパニーを通じた活動も、誰かの居場所になれるような懐をもった活動に育てていければいいなあ、と思うのでした。

\読んでくれてありがとうございます!/ 頂いたサポートは地域の中で使い、ご縁をぐるぐる回していきたいと思います。