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ていねいな暮らしと伝統的な暮らしのあいだ(6/17・18の日記)

日記を始めてから思ったけど、毎日何かしら考えているなあと思った。

■6/17(水)

久々に友人がやっているニット教室へ。二カ月くらい間があいてしまったので、前回まで何をやっていたのか忘れてしまい、思い出すところからスタート。ベストとセーター、今年は着られるといいなあ。

今日はじめてお会いした年配の女性(Aさん)が印象的だった。

友人は元ドレスメーカーの専門学校をリノベーションし、ニット教室として使っている。Aさんは、何度か教室の前を通り過ぎ、ニット教室になっていることに気付いて門を叩いてみたらしい。

お店を出すことってやっぱりすごいなあと思った。SNSでの発信やチラシの作成・配布はもちろん重要だけど、視覚的にお店がそこにあることで生まれる偶然の出会いってやっぱりすごいなと。そういったやり方でしか出会いえない層って、やっぱりある。

ポップアップショップとかイベント出店がやりにくい状況だけど、活動を知ってもらうためのアクションを再考したいなあと思った。

■6/18(木)

雨が降ったりやんだりの中の森のようちえん。子どもたちは声をかけるまでずーっと夢中で遊んでいたのが印象的だった。

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活動後、子育ての先輩方と雑談。お2人は、隣町でリノベーションされた古民家を見学に行ってきたらしく、めちゃめちゃ良かったんよ!!と話されていた。

「そのまま残っとるんよ」

という言葉が印象的だった。この”そのまま残す”って、結構難しい。いや、めっちゃ難しい。お金や時間がかかるから、簡単で安価なやり方でやってしまうと、あれ?残したかったものって本当にこの状態だったっけ?という結果になりかねない。

もともとの建物が持っていた雰囲気に必要な部分をしっかりと見極めて残していくことって、とても難しい。

建物本来の空気感を無くしてしまった建物をたくさん見てきたし、正直、これはすごい!というリノベーション?復旧?には出会えていない。だから、私も近々見に行ってみたいと思う。

そして同時に、私たちはこれから失われていくかもしれない伝統のある建物(文化)と同じ・それ以上のものを生み出していけるのかと不安になる。

ニトリとか無印とか時代にあった、潮流をつかんだ企業が生まれたけれど、自分の理想の住まい・空間を作りたいなあって時にゼロから作っていけるかなあと思うと自信が無い。そうした伝統とか文化は高いお金を払わないと暮らしに取り入れなくなるのかなあ。

昔、自然環境の研究員として働いていたころ、「今かろうじて残っている良い環境をできるだけ早く、たくさん見に行った方がいい。無くなってから再生しようとしても再生できなくなるから。」と職場の先輩に言われたことを思い出した。


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